2018年12月にチェーン規制制度が導入されました。国土交通省・チェーン規制について(2018年の規制区間一覧もあります)
中部横断自動車道の現状予定ルートでは 中央道と重なる 須玉IC~長坂IC がチェーン規制区間です。長野県内での開通済み区間でチェーン規制はありません。
双葉JCT から先が(長坂~八千穂)ではなく(須玉~八千穂)であれば中部横断自動車道を利用する車はチェーン規制にかからずに走行できることに気が付きました、この区間の中央道は山梨県都市計画道路に指定されます。とりあえずメモしておきます。
山梨県内のチェーン規制区間の2か所(2019年1月のブログ記事)
山梨県での審議
議題2「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線、(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線」に係る環境影響評価方法書について
この審議の会議録は PDFファイルで 30/58 ページからです。
「事務局」とは 山梨県森林環境部大気水質保全課 を意味します。
(事務局 渡邉副主査)
事務局の渡邉です。よろしくお願いいたします。
資料3をご覧ください。A4の1枚紙の資料になりまして、午前中にお配りしています。今回の事業者等ですけれども、事業の名称は、(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線及び(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線ということで、いわゆる中部横断自動車道(長坂~八千穂)の事業となっております。
事業予定者ですけれども、国土交通省関東地方整備局、この事業について都市計画決定を行うこととしておりまして、山梨県区間については山梨県、長野県区間は長野県が都市計画決定権者となっております。 対象事業の種類ですが、法律の第1種事業となります高速自動車国道の新設です。
事業の規模は、延長約40kmで、山梨県の関係地域は北杜市が該当します。
都市計画の特例というところについて説明をさせていただきますが、環境影響評価法では、アセス対象事業に係る施設が都市施設として都市計画に定められる場合には、都市計画決定権者が事業者に代わるものとして、環境影響評価の手続を行うこととされています。韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線の新設区間に係る環境影響評価については、都市計画決定権者である山梨県が手続を行うこととして、現在進めております。
3番の方に方法書の手続の流れが図示してありますので、こちらの方をご覧ください。
裏面にいっていただきまして、本件に係るスケジュールがどのように進められてきたかといいますと、8月1日に事業者、都市計画決定権者から公告縦覧の手続きが開始されております。それと同時に、住民、県民等からの意見の募集も行っておりまして、9月17日までが意見の提出期限であったところです。現在はこの意見を取りまとめている段階と聞いております。
審議会としては、9月10日に現地を見ていただいており、今回が第1回目の技術審議会となります。今後の流れですが、都市計画決定権者から住民の意見としてどのようなものが出たか、また、それに対する見解についても送付されます。また、山梨県の方では関係市である北杜市に意見照会を行うとともに、県として県民の意見を聞くための公聴会を行います。また、第2回目の技術審議会において知事意見の骨子を見ていただきまして、最終的な提出の期限ですけれども、都市計画決定権者から意見概要書等が提出されてから90日以内となっております。
今後の進め方については、また後で説明させていただきます。以上です。
(坂本会長)
ありがとうございました。それでは、事業内容につきまして事業者からの説明をお願いいたします。
(事業者2 甲府河川国道事務所 本村地域防災調整官)
事業予定者の甲府河川国道事務所の副所長の松澤と本村です。よろしくお願いいたします。では座って説明させていただきます。
山梨県で都市計画道路に指定された経緯が私には不明でしたが、上記会議録冒頭説明により、事業予定者である関東地方整備局から 「この事業について都市計画決定を行うこと」 という指示があったかのように私には読み取れました。山梨県政が都市計画道路指定をする (都市計画決定権者となる) のは県内複数の市町村を通過する道路なので、中央道の長坂JCTから双葉JCTまでも含めて北杜市・韮崎市・甲斐市を通る道路として都市計画道路指定になったのだと理解しました。この件は私の考えに過ぎないので後日公式資料を確認したいと思っています。
長野県では会議の冒頭で長野県都市計画ビジョンによる地域プランに基づく都市計画道路指定であると説明されていたので引用しておきました。
【以下、長文が続きますので掲載は別記事(Webサイト)にする予定ですが、長野県で使われた資料(下図で掲載)とは別な資料もあったようです。
甲府河川国道事務所が説明されている配布資料が分からないと無意味な内容になると思えますが、ネット公開はしても本質は自分の学習素材でして情報公開の形そのものも学習対象なのです】
都市計画などまるで知識が無い私ですが、中部横断自動車道(長坂~八千穂)が都市計画道路となった理由について長野県審議会での説明は、それなりに納得しましたが、山梨県の説明が私には未だ理解できません。
道路が先行して都市計画道路となれば、その道路から一定範囲の土地利用などにも都市計画地域に準じた何か規制がかかる事があるのかも知れません。
良い機会ですから都市計画についても勉強する素材にしたいと思っております。
【掲載した引用記事中の色付け、下線などの修飾は引用者がマークしたもので原本にはありません。】
会議資料については「会議資料」(PDF)(記事タイトルは「山梨県環境影響評価等技術審議会 次第」 に次のように記載されています。(「議事録」の目次にも「資料」のリストに記載されています。)
(配布資料)
資料1-1 「佐久間東西幹線他増強工事計画」方法書に係る意見整理表
資料1-2 同(非公開部分)
資料2 「佐久間東西幹線他増強工事計画」方法書に係る知事意見骨子
資料3 「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号 双葉・韮崎・清里幹線(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線」に係る方法書手続について
資料1と2 は
佐久間東西幹線他増強工事計画(南部町での電源開発株式会社の事業)ですから、中部横断自動車道については 資料3 のみです。
ちなみに、会議録には <事業者2> として 国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所、大日本コンサルタント株式会社、株式会社長大 の3組織からのご参加でそれぞれお二人のお名前が記載されています。
情報の開示については・・・
山梨県情報公開条例 の 『第8条 実施機関は、開示請求があったときは、開示請求に係る行政文書に次の各号に掲げる情報(以下「不開示情報」という。)のいずれかが記録されている場合を除き、開示請求者に対し、当該行政文書を開示しなければならない。』、『第3項 法令の規定又は法的拘束力のある指示により、公にすることができないものとされている情報』 と規定する事項について審議等を行う場合に該当するため 一部非公開とされています。【参照・「会議結果」PDFファイル】
山梨県・長野知事 中部横断道の「早期開通」を国交大臣へ要望 ?
長野県での会議録から
長野県技術委員会の委員長は片谷教孝氏ですが、この方はリニア中央新幹線環境影響評価準備書に関する山梨県環境影響評価等技術審議会で座長を務められた方と私は記憶しております。
片谷教孝委員長
本日2件目の案件は(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線の方法書に関わる審議でございます。
多くの委員の方にはすでに現地視察に参加いただきました。まだこれから参加される委員の方もいらっしゃるいますまが、時間も限られていますので、今日は1回目の審議を始めさせていただきます。さっそく事業者さんから方法書の要点の説明をいただきますが、初回ですので、事業者さんを代表して一言いただければと思います。よろしくお願いいたします。
都市計画決定権者 高倉明子氏(長野県都市・まちづくり課)
今回の(仮称)佐久都市計画道路1・4・1号南牧佐久線の環境影響評価につきましては、事業予定者の国土交通省により配慮書の手続が行われ、これを踏まえて国土交通省が昨年7月に1㎞のルート帯を決定したところです。この道路は、都市計画の上位計画であります長野県都市計画ビジョン、佐久圏域マスタープラン、佐久都市計画区域マスタープランに位置付けております。円滑な都市計画を支え、都市生活者の利便性を向上し、良好な都市環境を確保・保持する上で必要な道路ということで、1㎞ルート帯及びインターチェンジの概略位置が決定され、事業計画の熟度が高まってきていることから、都市計画に定めることにいたしました。
都市計画対象事業にしたことにより、方法書以降の環境影響評価に係る手続につきましては、事業予定者に代わり、都市計画決定権者である長野県が都市計画の手続と合わせて行ないます。
都市計画決定権者としましては、環境影響評価の趣旨を踏まえ、国土交通省の協力のもと、事業が環境に与える影響について丁寧に調査、予測、評価し、また、環境保全のための措置を十分検討し、環境により配慮した事業にしていきたいと考えております。
そのためにも、当委員会により専門的な御意見やアドバイスをいただき、環境影響評価の方法に反映していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、資料の説明につきましては、事業業予定者である国土交通省長野国道事務所さん に行っていただきます。自己紹介させていただきたいと思います。
(片谷委員長)では、お願いいたします。
(事業予定者)国土交通省長野県国道事務所の副所長をしております、山﨑と申します。よろしくおねがいいたします。
(事業予定者)長野県国道事務所の道路計画推進室で室長をしております、清水と申します。どうぞよろしくお願いします。

長野県・
「佐久都市計画道路1・4・1号八千穂佐久線の変更について、都市計画法第17条の規定による縦覧などの手続きを経て、平成25年7月11日(長野県告示第396号)に変更の告示を行いました。」(更新日:2014年1月7日)との記事があります。
「佐久都市計画道路1・4・1号八千穂佐久線」とは中部横断自動車道八千穂JC~佐久市区間を意味している、今回の延伸事業で南牧村が入り 「佐久都市計画道路1・4・1号 南牧佐久線」と書かれていると私は理解し、長野県施策として都市計画道路指定は当然なのだと思いました。念の為に南牧村の地図を確認しました。
国土交通省 関東地方整備局 に次のようなページがあります・・・
環境関連の取り組み 中部横断自動車(長坂~八千穂) 送付年月日
配慮書 平成26年12月26日※
方法書
準備書
評価書
報告書
※)国土交通大臣に送付した年月日
このページに
中部横断自動車道(長坂~八千穂)の環境影響に関する検討書 [PDF:1860KB] 【要約した書類を兼ねる】(平成26_2014年12月)がアップロードされています。
2019年11月15日に国土交通省サイトを確認した時の内容ですが、山梨県・長野県の都市計画道路として、方法書以後の環境影響調査業務が行なわれる状況が説明された記事まで、このページから辿れるだろうと期待しています。
【ブログ記事としては長くなり過ぎました。私は両県において都市計画道路指定がされたプロセスを確認しておきたかったのです。後日Webサイトに移行して整理します。141号線は仕事帰りの夜中に使うことがあるので安全・安心な中部横断自動車道の開通には期待しています。】