2021.11.28 山梨・雨畑ダム下流 底生生物激減か 民間研究者、昨年調査(あなたの静岡新聞)
駿河湾産サクラエビの不漁をきっかけに注目されている富士川水系の河川環境で、雨畑ダム下流の雨畑川や、同川が流入する早川下流(いずれも山梨県早川町)で底生生物(水生昆虫類)の数が激減しているとみられることが、山梨県の民間研究者の調査で(2021年11月)27日までに明らかになった。底生生物はアユと並び河川環境の良しあしを示す指標とされ、研究者は近年の環境の変化に警鐘を鳴らしている。
地域自然財産研究所の篠田授樹(SHINODA Sazuki)さん=山梨県都留市=が1994年と2020年にほぼ同一箇所の29地点で、25センチ四方の枠を河床などに置き、枠内にいる底生生物の調査を行った結果を比較して判明した。(以下引用は略します、記事の末尾は以下の通りです)
■通称「カワムシ」生息状況 国、支流は調査せず
国土交通省はおおむね5年ごとに行う「河川水辺の国勢調査」で、早川と富士川の合流地点から下流の富士川本流3地点で釣り人が「カワムシ」と呼ぶ底生生物の生息状況の調査をしている。ただ、支流では未実施だ。篠田授樹さんの調査データは学術的にも貴重とみられる。
(静岡新聞)取材班が同省関東地方整備局に情報公開請求して得た、2015年に委託先のコンサル会社が実施した最新の調査結果では、前回実施の10年と比較したうえで「富士川水系における底生動物相には大きな変化は生じていないものと考えられる」と結論付けている。
一方、篠田さんのデータからは、雨畑ダムの堆砂やポリマー汚泥の不法投棄などで変貌が伝えられる同じ富士川水系の雨畑川や早川の河川環境の変化がうかがい知れる結果となった。
地域自然財産研究所の篠田授樹(SHINODA Sazuki)さん=山梨県都留市=が1994年と2020年にほぼ同一箇所の29地点で、25センチ四方の枠を河床などに置き、枠内にいる底生生物の調査を行った結果を比較して判明した。(以下引用は略します、記事の末尾は以下の通りです)
■通称「カワムシ」生息状況 国、支流は調査せず
国土交通省はおおむね5年ごとに行う「河川水辺の国勢調査」で、早川と富士川の合流地点から下流の富士川本流3地点で釣り人が「カワムシ」と呼ぶ底生生物の生息状況の調査をしている。ただ、支流では未実施だ。篠田授樹さんの調査データは学術的にも貴重とみられる。
(静岡新聞)取材班が同省関東地方整備局に情報公開請求して得た、2015年に委託先のコンサル会社が実施した最新の調査結果では、前回実施の10年と比較したうえで「富士川水系における底生動物相には大きな変化は生じていないものと考えられる」と結論付けている。
一方、篠田さんのデータからは、雨畑ダムの堆砂やポリマー汚泥の不法投棄などで変貌が伝えられる同じ富士川水系の雨畑川や早川の河川環境の変化がうかがい知れる結果となった。
Yahoo!ニュースで読者コメントが複数ありました。皆さんはこの件について問題点を認識しておられると思えるコメントでした。
私がこのブログで記録したのは 2019-09-09 雨畑川の汚染事案、山梨県の問題が県外から報道されている・・・これで過去記事をまとめておきましたが、2020年になってコロナ禍問題となり、2020-10-25 雨畑川に残る〝謎の泥〟富士川流域治水活動の未来に期待、この記事だけ書きました。Webサイトで情報を整理するつもりでいましたが、コロナ禍という自分が無知な分野に取り組んだら雨畑問題の整理は何もせずに年末です。
オミクロン株で2022年がどうなるか、国土交通省が関与する中部横断道の北区間やリニア中央新幹線事業の行く末も判りませんが今回の静岡新聞ニュースを記録しておきます。
私がこのブログで記録したのは 2019-09-09 雨畑川の汚染事案、山梨県の問題が県外から報道されている・・・これで過去記事をまとめておきましたが、2020年になってコロナ禍問題となり、2020-10-25 雨畑川に残る〝謎の泥〟富士川流域治水活動の未来に期待、この記事だけ書きました。Webサイトで情報を整理するつもりでいましたが、コロナ禍という自分が無知な分野に取り組んだら雨畑問題の整理は何もせずに年末です。
オミクロン株で2022年がどうなるか、国土交通省が関与する中部横断道の北区間やリニア中央新幹線事業の行く末も判りませんが今回の静岡新聞ニュースを記録しておきます。