この現場は、興津川右岸から清水平野最東端に続く海岸性砂丘の高まりが存在し
上部に緩い堆積状態を示す砂層があったりしますが、深度3.6mからは
N値25以上の支持層となる砂礫層がありますので、鋼管杭 径190.7m/mを
基礎下3.5m 10本打設して耐震性を高めます。
杭が搬入されて来ました。
敷地は奥行きが長いので、打設部分は奥になり、前方に杭を置くことが出来ましたし、
今まで駐車場として使用されていましたので、重機が搬入されても地盤が固くて
仕事がしやすいです。
杭にマグネットの水平器を付けて垂直になっているかどうか確認します。
逃げポイントとの距離を測って、杭芯がずれない様に調整します。
杭の長さが3.5mなので、ヤットコ(地中に打ち込むためのロッド)を
付けたまま施工できるので、仕事がスムーズに運び、雨が降る頃には
10本打設完了しました。
大事な地盤補強です。耐震性の高い建物の堅牢な地盤が構築されるのを
一度見て実感して下さい。
E.T