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12月読書

2012-12-22 10:04:37 | 感想
今年も1年、読書目標は達成できました

①「厭な小説」京極 夏彦(著)
②「子宮会議」洞口 依子(著)


おそらく京極先生の本を読んだのは初めてです。本屋の文庫コーナーで不気味な表紙が気になり、図書館で借りて読んでみました。
確かに「厭な小説」でした。
分厚い本なのですが、中は7つの厭な事柄(子供、老人、扉、先祖など)について書かれています。
読み終わった時に“だからどうなの???”という思いが強く悶々としてしまった。
なんというか、すっきりせず後味が悪いというか…
寝る前に読むとなかなか寝付けません。
でもこういう小説を書けることができるのはすごい!!
さすが京極先生です。


4年前、女優 洞口依子さんのドキュメンタリーを見ました。(その時の感想をブログで書いていました)
「子宮会議」をもとに作られたドキュメンタリーだったと思います。
本来、体に備わっている臓器がガンに侵され、それを手術で摘出しなければならない
手術で摘出しても、再発の危険性や抗がん剤治療による身体的・精神的苦痛を赤裸々に書かれています。
なかなか女優さんがこんな本音を書けないと思う。
本を出版された時点でさえ、まだ乗り越えられない壁があるように思えました。

乗り越えられないからダメな人間でもないし、乗り越えられたから立派な人間だとは言い切れない。
人それぞれ人生の壁がある
病かもしれないし経済的なことかもしれないし、人間関係かもしれない
生きているうちに壁を乗り越えられなくても、乗り越えようと少しでも努力出来たらそれでいいと思う。
立派な人間になれなくても、立派になろうと少しでも努力したのならそれでOK

4年前のブログを読んで、私って成長していないな~と愕然としましたが、あの時の気持ちを思い出してみると数%くらいは成長している。
数%でも成長していたらそれでOK

死ぬまでに70点くらいの人生になるように頑張ろうと思う

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