12月になりました。
忘年会やクリスマス、歓送迎会などなど、普段よりも暴飲暴食になりがちなシーズンです。
今回は、冬になるとお店に並ぶ「柚子」についてお話しましょう。
冬至に柚子湯に入ると風邪を引かないと言われていますが、冬には薬膳の意味からも活躍する食べ物なのです。
五味は甘・酸 五性は涼。帰経は肝と脾になります。
消食、化痰、醒酒の効能があると言われています。
これを、わかりやすく解説しますね。
肝、すなわち気の流れ、巡りというものに作用しますから、身体の中に溜まったモヤモヤとした不快感を発散してくれます。また、脾に働くということで、胃腸のもたれや不快感を調整してくれるというわけですね。
「醒酒」は文字通り、酔いを醒ます。二日酔いのむかつきやには、さっぱりすっきりとした柚子をうまく利用して、早めの回復を図りたいものです。お酒を飲んだあとに柚子を摂ると、酔いざましにもなると言われているそうです。
また、化痰は痰の切れをよくしますので、咳の症状が出るときにも効果的です。風邪の症状のうち、喉や咳が気になる場合に、柚子をうまく採り入れてみてくださいね。
今日のオススメレシピは、柚子とりんごのコンポート。
柚子は無農薬のものを使い、皮を入れると、ほんのり苦味が出て美味しくなりますよ。
りんご 2-3個 柚子1/4程度(皮も) 三温糖大さじ3 はちみつ大さじ1 片栗粉小さじ1
乱切りにしたりんごを片栗粉以外の材料と鍋に入れて、煮ます。りんごが柔らかくなったら、片栗粉で少しとろみを付けて出来上がり。温かいままで食べても、少し冷やして食べても(温かい方がオススメ!)。
簡単にできますので、ぜひお試し下さいね。