大きな木や葉っぱに守られてきた「どんぐり」は最後まで一緒だった鞘
とも別れて独りの旅立ちの季節をむかえました。
風に飛ばされる者もいるでしょう。
小鳥についばまれて遠くに行く者もいるでしょう。
森の動物に食べられる者もいるでしょう。
人間に拾われて知らない地に行く者もいるでしょう。
育った木の下に残る者もいるでしょう。
みーんな、すべての使命をやり終えた美しい旅立ちの「どんぐりころころ」です。
喜びの旅立ち、悲しみの旅立ち、苦しみの旅立ちして来ましたが、
これから迎える最後の旅立ちは瀬戸の海のようでありたいと・・・・・