山道をどんどん進む。
「うーん この辺だったんだけど・・・」と。
もう何年も前の記憶を頼りにその場所を探す。
「絶えてしもうたんかねー」と。
記憶よりすこし奥まで走った。
「あったー!」
ひかげかずらは何メートルの範囲に限られて山肌を這っている。
花やさんでもたまーに売ってるけど手に入りぬくい。
「枝のみ採って根は残さんといけんよ!」
秘密のこの場所は大切に保存せんにゃあいけん。
「これ きつねの前掛けちゅうちょりました」とも。
宝物は天空で除湿。
部屋はジャングル化している。
リースのイメージが沸々と湧いている。