地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

バリウム

2006年06月14日 | Weblog
日本中で自分よりぐうたらな人はいないんじゃないかという疑問を感じていた
この2週間ばかりですが
ようやくのらりくらりと
母国への社会復帰の道を歩み始めているイモトです


飛行機に預けてた荷物でなくなったもの
2つとも出てきたのは良かったんですけど・・・

 ハイ、見事に折られました。

「やー キミは300ヤードくらい飛ばしそうだね~」といつも親父たちに言われ
「やだー そんなことないですよーぉ」とヘラヘラ笑いながら
本当に100ヤードくらいしか飛ばせない
私のドライバー

うぇぇぇぇん 

そしてエミレーツ航空
損害賠償ないのよね
まじでむかつくんですけど。 (,,#゜Д゜):∴;'・,;`:ゴルァ!!

(仕方ないから父親のゴルフ保険で弁償してもらおうかと企んではおりませぬ)


そしてルワンダから送った船便の荷物は

いつ届くのかなぁ・・・・・・


そんな中 過去のアブナイ病気の清算のため(笑)
健康診断へ行ってまいりました

まぁ異常ないとはわかってるんですけどね
一応 念のためね

今まで正味2年ほどアフリカいってましたけど
コレは自慢ですが
1度しか医者に行ったことありません

その1度は 足の傷口からばい菌入ってぐちょぐちょになったとき。

これは悲惨でした
何だか液体が飛び移ったところすべてが
ぐちょぐちょになっていくという恐ろしいばい菌で
医者も「どこでこんなもの見つけてきたんじゃー」と驚いてましたから

でもそれだけ
あとはどんなに自分の体を酷使しても
一切風邪などひかないのですよ 私
「過信が一番いけない」と自分に言い聞かせても
やっぱり壊れないのです ただの一度も!

時々 自分はサイボーグかと思うときがあります


そのサイボーグが 病院へ殴りこみ!
何か病気があるってんなら
見つけてみろってんだ おんどりゃあ!(←意味もなく河内のヤクザ)※某イ○マンスイミングスクール周辺の言葉


・・・私 病院行くの すごく好きなんですよ
なんかケアされてるときの安心感ってよくないですか?
医者を信用しすぎでしょうか?私

アフリカだとこうはいかないですけどね
このピンセットはちゃんと洗ってあるか?などと
イチイチ疑ってかかってしまいます

その安心感にとろーん
あごを擽られる猫みたいに甘えん坊になりながら(さっきのヤクザとの違いは何)
色んな項目を終え
最後に内視鏡の検査

以前 胃カメラの検査
「こんな検査をするくらいなら 例え胃にボウボウに毛が生えていたことを見過ごしてしまったとしても構わない」と思うくらい
恐ろしい経験をしたものですから
今回は胃カメラはやめて バリウムを飲むことにしました

いざ バリウム初挑戦


まず「胃を膨らます液」 

この時点で もうさいこーにキモチワルイっす
飲んだら一気にきますね
「胃が膨らんでる痛さ」とはこういうものかと思うのですが
もうこの時点で立っていられないほどキモチワルイ

・・・ご臨終です チーン

それからよろけながら バリウムを飲みます

真っ白いドロドロのイチゴミルクみたいな味の液体ですが
こんなに「重たい」液体は飲んだことないというか
五目あんかけのあんかけよりも5倍くらい重いという感じでしょうか

これを「右向きながら」飲んで
さらに「左向きながら」飲む
こうすることで胃の内側に均等に流し込む

そして回転台の上にねっころがって
「まな板の鯉」ならず
「まな板のサイコロ」となり
台がぐるんぐるん回転する間
自分もぐるんぐるん転がります

「はい 右側に回転ー」
「あおむけー」
「左側にー」
と ひとつの動作が終わらないうちに次の動作を言われるので
ものすごく忙しい
そうしながらお腹の中のバリウムをちゃんと胃の内側にまんべんなく塗って
カシャカシャと写真を撮られました

忙しいし 前につんのめってるときは マジで頭ごと落ちそうですから!!!

なんだかドラえもん抜きで一人でタイムマシンに乗って
気がついたら空き地かどこかに放り投げられているような
そんな気分でした

軽く息を上がらせながらもようやく終わり 思ったこと

ていうか、日本、すげぇ。

よくこんな23世紀みたいな医療機器を開発しますよねぇ
(日本製じゃないかも知れないけど)
いったいいくらくらいするのか?この機械は

ルワンダ人をこれに乗せて
驚かせてやりたくなりました

この日はこのあと下剤を飲み
さっき飲んだ白いバリウムがどばどばと流れました

胃が痛くて気持ち悪かったけど
胃カメラよりは数段マシ


さ 身も心もすっきりして
さらにぐうたらしませう