地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

オフィスで大号泣

2009年08月29日 | sri lanka
とくとくと涙が流れてとまらなかった。
こんなことは・・・ 初めてではない。
涙腺がゆる~い私。
「サヨナラ」などにかなり弱い。

しかし今日の涙は、いろんなことがごちゃごちゃ。

今まで少しずつ溜まってきていたしこりが、ある事件をきっかけに吹き出してしまい、それが一番弱いところに流れてきてしまった感じで、おまけに今日は、オフィス内での私の1番と2番の親友が両方とも最後の日。
1名はまた半年くらいで帰ってくるのだけれど、かなり打たれ強い私を涙させるくらい動揺させる事件が、一番の聞き役、相談役の彼女たち二人がいなくなる日に起こって、それはもう、ぶぁ~ん、ぶぁ~ん、ひーーーっく、って感じで泣いてしまった。

なんか、何かがうまく回転しなくて、いつもちゃんと流れているトイレが壊れて、汚いものが詰まって大洪水になっちゃった感じ。汚い表現だけれど、言い得て妙だ。

どれだけ号泣していたかというと、

4時から8時まで泣いていた。

こんなこと、大人になってから初めてだ。

あ、昔失恋したとき、アメリカから日本まで10時間くらいの飛行機の中で最初から最後までずーっと泣いていて、日本に帰ってからも何日間も泣き続けたことがあるけれど、あれは子どものときというべきか。

とにかく今日は、こんなに涙が出るものかと驚いた。

慌てて水分を補給した。(←体育会系)

泣き続けていたのには理由があって、オフィスで泣き始めて、お別れ会でまた泣いて、バイバイするときにまたずっと泣いて、それでも悲しくて仕方なかったので、車の中で同僚にいろいろ話しながら泣いて、帰ってきてまた泣いて、友達に電話して、1時間ぶっ通しで泣きながら話した。温かくて、また涙が止まらない。

お陰で、めちゃめちゃ元気になった。
これまた、自分でも驚きのリカバリーだった。
自分が辛いときに一番大事なアドバイスをくれる人というのは、本当に貴重だ。

そして、一息ついたところで、もう一人の友達が心配して電話をかけてきてくれて、その優しさにまたホロリ。

元気が出たから、思いやりのお返しをしようと思って、今日帰り際にすれ違ったイラク人の同僚に電話した。私ほどではないけれど、彼女も動揺していたようだったから、どうしたの?と聞くと(かなり泣きマークつきの私に聞かれたのだから彼女もびっくりしたと思うけれど)、イラクにいるお父さんが危篤になったから今夜すぐに帰るのだと言う。

電話して、「大丈夫?」と聞いて少し話していたら、お父さんはもともとサダム・フセイン時代のお役人で、今は米国が運営する留置所のようなところに入れられているとのこと。そんな話を聞いていたらまた悲しくなっちゃって、、、

というわけでやっと涙が止まったけれど、なんだかすっきりした。たまにはこうやって涙で洗い流すのもいいのかも知れない。と言うと、何だかいつも思い詰めているように聞こえるかも知れないけれど、そんなことはない。

めずらしくすごく弱気になって、ネガティブな発想しかできないところから、私をまた元気にさせてくれた人たちの温かさと、ドラマティックな過去4時間を思って、とりあえず泣き疲れたのでさっさと寝よう。

上と下の写真、どちらも大親友を紹介します。
上の人はいなくなるわけではないけれど。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/99/253636c20da2a8b63fda09c86cfa4a68.jpg 
しばらくいなくなっちゃうブランカ

あ、また涙が・・・