新年早々職場の二人の美女が結婚して
新婚旅行?から帰ってきた
2人とも三十路を超えており
お見合い結婚でほとんどが決まるスリランカでは
少々晩婚である
(断っておくと決して自分のことを棚に上げたネガティブコメントではない)
二人のラッキーなお相手は海外在住であり
そういう夫を持つのはこの国では一種のステータスでもあるのだ
シンハラ人、特にキリスト教徒だと
お見合い率はタミル、回教徒より高くない
回教徒はほぼすべてお見合いだと聞く
家族によって決められ
結婚式のその日までお互いに顔を合わせたことがないなんていうのがほとんど
しかしすべての人種において共通していることは
重要なのは
星座回りだということ☆
お相手から、結婚の日取りから、引っ越す場所、日にち、
すべてを星に委ねる
実は私も試しに占ってもらったことがあるのですが
あんまり当てにならないようなことばかり言われた☆
前述の二人にはまだ聞いていないけれど
スリランカには「ダウリ」
つまり結納金みたいなものが存在する
アフリカでは花婿ファミリーが花嫁ファミリーに「牛何頭」のように献上するのに比べ
この国では逆
娘を嫁に出すのに
お金を払わなければならないなんて・・・!
最近娘さんが結婚した我がオフィスの運転手は
娘の旦那に
土地をあげて
さらに旦那の携帯電話料金を支払っているとのこと
「ヤツは1日20時間くらい電話で話している」とぼやいていた
シンハラ人のダウリよりすごいのが
タミル人の習わし
何でも花嫁の家庭は
花婿の家庭に300万円ほど支払うらしい
聞いて私もぶっ飛んだ
彼らのどこからそんな巨額が・・・
それを拒否し続けて三十路を超えてしまった一人の同僚が
1週間後に結婚する
さてダウリ拒否はどうなったのか・・・
興味津々です
もう一人のタミル人同僚は
恐らく多額のダウリを花婿ファミリーに支払い
結婚して1週間後に旦那が誘拐されてしまって消息不明
(こんな話は戦争中はまったくめずらしくなかったのです)
戦争が終わった今も消息がつかめないとなると
彼女は未亡人である可能性が高い
彼女とはいろいろ話すけれど
その後ダウリがどうなったのかはまだ聞けていない
こんな話を今日フランス人とイラク人の同僚としていた
(と言ってもローカルスタッフのこの類の情報を持っているのは常に私しか居ませんが)
そのフランス人は
いわゆる「フランス婚」
パートナーは「息子のママ」だけれど「ワイフ」ではない
まだ結婚する予定ないの?と聞くと
「僕たちの関係はそんな紙切れ一枚で左右される必要がないほど強靭なものだ」とのことで
イラク人も私と同年代
もちろん回教徒で
今まで何回かプロポーズを受けている
「おつきあい」期間も
「お茶」の機会さえなく
何の前触れもなく
プロポーズはいきなりやってくる
いきなり同僚の家族からプロポーズされたこともあるらしい
相当自立してる聡明な彼女が選ぶのは
一体どんな人なのか
こんなことを話していると
私はフランス人の次に自由だなと思う今日この頃ですが
最後に付け加えると
国連で働く女性は晩婚なだけでなく
独身・離婚率も異常に高いです・・・
注)写真はよくあるビーチのホテルのウェディング♡