地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

久々の理由と腐敗政権の行方

2011年02月08日 | haïti

更新していなかった理由は。

オフィスのコンピューターは日本語機能を(わざと)インストールしていなくて、自分のコンピューターを使おうと思っても、家のインターネットのお金を払っていないからです。

でも払いにいくのがちょいと不自由で(泣)

いっぱい書きたいこと溜まっているのですが。

 

ハイチに帰ってきたら、ぶわっと熱い空気に迎えられました。

2週間のお休みって、過ぎるのは早いのだけれど、帰ってきてみると、溜まっちゃった仕事量に「長く離れていたな」と思わされる。

まだ選挙の結果もはっきりしないまま、かの悪名高き元独裁政権の大統領デュバリエ氏が滞在先のフランスから急にひょっこり帰ってきていて。

「何が狙い?!」とみんなびっくりしたけれど、彼自身の名目は、「過去の罪を謝罪し、ハイチの今後を国民と一緒に考えるため」とか言っちゃって、本当は、自分がスイスの銀行に隠していた約6億円が、スイス政府に咎められたため、それを救うために帰ってきたとかなんとか。

彼を簡単に入国させたって、ハイチ政府はアメリカやフランスを責めていたり。

ハイチには、彼の政権下で犠牲になった人たちがものすごくいるというのに、彼を裁判にかけることができないこの国の正義、司法の能力に、まあ今に始まったことではないけれど、改めて、落胆、遺憾。

そしてカリスマ性満タンのかつての大統領で、クーデターによって政権を追われたアリスティド氏は、滞在先の南アフリカ共和国から南米に入り、入国を申請しているものの、政府から許可が下りないという。

もうなんのことやら、ぐちゃぐちゃ。

 

そんな中、不正で凍結していた大統領選挙の一次結果が、2ヶ月経って先週木曜日に公表されました。

結局、不正をしていたと咎められた現政権候補のセレスタン氏は破れて、元ファーストレディのおばちゃんと、ラッパーが決選投票に進むことに。

私たちは、前日に一応混乱を恐れて午後3時に自宅待機を言い渡されたけれど、結局割と平穏で、暴力はそんなに目立っていなくて(数件あったけれど)、ひとまず安心。

 

私はその晩ようやく日本から買ってきた wii sports の箱を開ける。

こういう「自宅軟禁」のときのために一生懸命日本から買って持ってきたのだから。

本当は fit が欲しかったのだけれど、重いので断念。

一 度やったことがあるだけだったけれど、ま、退屈しのぎにはなる。ゲームで育てられていない井本家の娘ですので、ゲームの面白さをイマイチ感じられない。サ ンタさんに毎年ファミコンやゲームボーイをお願いしても、来たのは算数ドリルですから(笑)。いや、ホンマに。何だか切なくなってきたわ。

でもせっかく買ってきたのだから、友達を呼んで大いに騒ぎたいわ。

 

こんな感じで私の地球散歩ハイチ 2011 編は幕を開けました。