地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

出前授業

2012年12月13日 | japan

大学の後輩の勤める小学校で授業してきましたよ

都会の、立派な学校

広々としたスペース

学ぶための空間って感じ。。。

うらやましい。。。

 

元気で可愛い生徒たち

女の子たちが授業の前からいきなり休み時間に「ババ抜きやろ」って誘ってくれた

何年ぶりだろ ババ抜きなんて・・・

そのあと「七並べ」も・・・ 負けましたが・・・

 

出前授業はもう何度もやっているけれど

その学年に見合った内容で

何か少しでも感じ取ってもらえるように

今回もまず小6の社会の内容を少し把握して 

レベルに見合うようにプレゼンを作成しました

興味深く聞いてくれる子だけじゃなく

まったく他人事として上の空で聞いている子たちにどうやって訴えればいいかを考える

といいつつ

こんな私だって小6のときは貧困や発展途上国には興味持っていなかったし

アメリカやヨーロッパの方ばかり向いていたから

結構無茶なトライなんだけれど

でも 貧しい国のことは遠ーい世界だと思っていた子たちが

少しでも私たちの仕事や紛争や貧困削減の仕事に対して

プラスの印象を抱いてくれたらなぁって

 

だから最初はクイズ形式にしてちょっと参加型で考えてもらって

あとはビジュアル(写真)で訴えたり

なるべく小6の日常と比べるようなことを話したのですが

でもやっぱり他人事なんだよなあ

私たちが日本人に生まれたのは強運だったわけで

途上国で生まれる子は選んでそうなったわけじゃないって

親がHIV/AIDSで感染して生まれちゃった子も

戦争で戦わなければならなかった子も

選んでそうなったんじゃないって

それを考えるのは大人でも難しい

社会の価値観がそうはさせないから

 

最後に何かを考えさせる時間を、と担任の先生に言われたけれど

小6には貧困問題を考えさせるにはまだまだ難しいと思ったから

簡単な問題を3つ出した

① 行ってみたい国

② 〇〇国のめずらしいと思うところ:

③ 〇〇国の問題点:

 

日本から飛び越えて

海外に少しでも興味を持ってもらって

海外の問題を少しでも考えてもらうことの一歩になればと思って

ちょっとレベル低いかも知れなかったですが。。。

でも大人でも答えられない人きっと沢山いるから

 

3番目の回答は

日本の近隣諸国との領土問題と大半の子が書いていた

日本の限られたテレビ報道に限られちゃう現実

他のことは大してニュースにならないもんなぁ

悲しい現実

私が一回の授業で何とかしようと思っても無茶な話だ

学校教育だけでもきっと難しい

親と学校と社会が連動しなければ

「イタリアにスリが多い」よりもっと大事なこといっぱいあるのに。。。

でもひとり「シリアの内戦」って書いている子がいて嬉しかったわ!

 

一回の授業だけじゃ伝わらないから

継続して接したい!

小学校の先生、やっぱり最高!

今度生まれ変わったらなりたいわ