
ちょっと前のことになっちゃったけど、
足立区で小学校の先生やっている後輩に頼まれて、
ユニセフのお話、国連の仕事の話、してきた。
もう何回も小中学校、時には大学でも授業とかお話(講演?)しているけれど、
毎回、どうやったら一番響くか、
何を感じてもらえるか、
試行錯誤でやっている。
頂く機会にとても感謝している。
ましてや、相手はユニセフ募金の募金者。
ありがたや、ありがたや。
今回は小6、100名弱がオーディエンスだったので、
まずはアフリカについて、
知識を深め、
親近感を覚えてもらって、
現状や、仕事の話を、
実体験を以って伝えることにした。
辛い、戦争や病気の話ばかりするのではなくて、
同い年くらいの子どもたちがどんな風にがんばって生きているか、
日本人の私たちがどれだけ恵まれているか、
そういうことを感じ取ってもらいたかった。
今回の子どもたち、とても素直で、
特に男の子が元気だった!
普通、小6くらいになると、
女の子たちの方が比較的グイグイ食いついてくるのだけど。
しかも後輩の先生や、校長、教頭に聞くと、
鋭い質問ズバズバしてきていたのは、ちょっとレベルの低い、発育が遅れた子たちだったって。
これは嬉しかった!
こども「どうして水泳の選手が、国連で働こうと思ったんですか?」
こども「ユニセフのお金は、世界中で使われていると思うけど、どこで使うかの優先順位はどうやって決めるのですか?」
こども「日本だけで、168億円も集めて、それでも足りないんですか?!」
私「そうなのよ、足りないのよ…」
こども「足りないんだ…」
そして後輩が後日、一人の児童からのこんな嬉しいコメントを送ってくれた。
「僕は今まで、夢とかそのうち見えてくると思っていたけれど、井本さんの話を聞いて、世界のために働きたいという夢を持ちました」
ですって!
私は普段あまり自分の身近な友達や大人に対して、
仕事の話は自分から積極的にはしないけれど(聞かれたらもちろん応えるけど)
こどもたちにはどんどん話したい。
そんな機会がこれからも増えればとても嬉しい。
ちなみにアフリカの一つの国を挙げて、
特徴を伝える宿題で、
一番多かったのが、
1. エジプト… ピラミッドなど
2. ガーナ… チョコレート。笑
3. 南アフリカ共和国… アパルトヘイト、貧富の差
4. マダガスカル… バオバブの木
あとはリビアのカダフィ大佐とか、石油とか、
マリの伝統料理とか、
シエラレオネのエボラとか、ダイヤモンドとか、
カメルーンのエトー(サッカー選手)とか、
たくさん調べてくれて、かわいい。
あー、学校の先生が羨ましい。
心がほっこりしたひとときでした。