地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

平和について考えるって?

2018年04月08日 | japan

問題は日本と世界が繋がっていないことなんだけれど

いきなり世界に目を向けろと言われてもそれは無理なのはもちろんわかります

ではどうしたらきっかけが作れるのだろうか?

まずは身の回りのことでいいから考えて欲しいと言っても

身の回りのこと(たとえば差別とかいじめ)と世界の平和は自然に繋がるのか?

教員でもそこまで考えられる人がどのくらい居るのだろうか?

最近ユニセフの日本人の同僚が 朝日小学生新聞の取材を受けて 中央アフリカ共和国のことを記事にして下さったらしいのだけど 見出しが「アフリカの赤ちゃん、かわいそう」っていうタイトルで ちょっとこれは。。と 「かわいそう」っていうのは自然な感覚だろうけど 見出しからそういう入り方じゃなくて こういう現実があるっていうことを わかりやすく伝えて欲しい と我々は思うのであって 日本での伝え方にも まだギャップがあるある

 

小学生が世界の紛争に関して目を向けるのはまだ早いと思う反面

以前にやったNHK Eテレの「ようこそ先輩」の番組では

わが母校の子どもたちが

ハイチの学校に行けない女の子のために

どうしたら彼女が学校に行けるかを

体系的にしっかり考えてくれたし

他の学校でも素晴らしい理解度、関心度だったこともある

 

たとえば足立区の小学校では

ストリートチルドレンのことを学ぶことを生徒たちが事前に決めていて

それについて私がお話に行ったり

小6の授業で国連について学ぶ中で

実際の国連での仕事を話したり

予めきちんと準備がなされていたり

ちゃんと学習に沿って私もお話できたときに初めて

関心がさらに高まったというものだった

一度中学校でも

私の載っていたハイチの地震後の復興に関する内容の記事を担任の先生が取り上げてくださって

それについて予め真剣に考えてくれていたので

とても話がしやすかったし

終わってからの作文も書いてくれて

その内容が素晴らしかった

 

当然のことだけれど

準備が必要だし

一回ぽっきりにならないように

継続して考えていけるような仕組みを作らなければならないのだろうか。。

それも学校にお任せではなくて

こちらからちゃんとお膳立てしなくては

でもどこにそんな時間が。。。

 

といいながら

時間とは作るものだと思うのです

とりあえず中心は中高生くらいがいいのではないかなー


「ピース・オリヅル」プロジェクト

2018年04月08日 | development

「ピース・オリヅル」プロジェクト、始まりました!

 

オリンピック、パラリンピックを真の「平和とスポーツの祭典」にすべく

草の根から平和について考え

メッセージを送ってもらおうという活動です

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会とユニセフ、日本ユニセフ協会の連携事業ということで

私もゲストに呼んで頂きました

 

日本で世界で起こっている紛争について語るのは結構至難の業です

情報量は少ないし

普通に生活している分にはまったく関係のないこと

 

でも

まったくかけ離れた世界のこととしてではなく

今も地球のどこかでそういうことが起こっている現状に

同じ人間として少しでも目を向けてもらいたいと思っている私は

理想主義者だとは思います。。

でもそれは先進国として、また平和を追求する日本としての使命だと思うし

そういう国になってもらいたいなと

 

でも子どもたちにそれをどうやって知ってもらえるか

興味をもってもらえるか

自分とのつながりを感じてもらえるか

私の中でも大きな課題です

 

今回は虎ノ門での関係者とのキックオフ・ミーティングの他に

広島の幟町(のぼりちょう)小学校にお邪魔し

6年生の前で公開授業をさせてもらいましたが。。。

 ←私を探せ

 
ん〜 幟町小学校(折り鶴を折った佐々木禎子さんの出身校)の生徒たちは
 
普段から平和教育をみっちり受けていて
 
相当レベル高かったのですが
 
でもやっぱり国外のことというと
 
まだちょっと距離があるみたいというか
 
それが当たり前だと思います
 
時間はかかるし
 
お話するまえの準備、予習も大切
 
私としてもこれからに向けて勉強になりました
 
 
それでも中にはちゃんと考えてくれている子どももして
 
「差別のない」ってメッセージ書いてくれて
 
平和と差別がつながることがちゃんとわかっている小学生もいたり
 
「他の国と仲良くしよう」
 
こんなシンプルなメッセージを考えてくれた生徒もいて
 
こんな子どもたちのパワーと気持ちがとてもとても誇らしいです
 
 
大人はもうあきらめて(笑)
 
子どもの可能性に大いに期待!
 
これからどうやってこの活動を広めていくか
 
またみなさまに相談させて頂きたいと思いますので宜しくお願いします!
 
 
#peaceorizuru