終始気が張りまくっていたセレモニーから一夜明けて、
一気に興奮が冷め、
我に返っている私。
昨夜の話をしながら、家族と鍋をつついている。
一体昨夜は何だったんだ?!
私は一介の人道支援家で、一介の国連職員に足らないのは変わりないのです。
その観点では、特に表彰されるべき実績はありません。
しかも人道支援の世界とは裏腹に、一張羅のドレスを着て着飾って、煌びやかな場に立って。
矛盾しまくりやんか・・・。
でも元オリンピアンにしては珍しい活動を選んだし、
志した動機もちょっとユニーク。
ただそれだけのこと。
そしてまた、美味しいものをたらふく食べて、
旧交を温めて、
二週間で現場に戻っていく。
でも今回、評価して頂いただけでなく、
私の活動を知っていただいたことがとても嬉しいし、
私や他の受賞者の方の活動にインスパイアされた人がいるかも知れない。
これをきっかけに、海外の紛争や貧困や災害や気候変動について、
より多くの人に知ってもらえるきっかけが生まれるかも知れない。
他人のために何かやりたいと思う人が増えるかも知れない。
そういう人がいたら、もし私に何か提案できることがあれば、出していきたい。
そのための土台とネットワークを作っていただいた貴重な賞、機会でありました。
地球課題に対して、もっと多くの日本人に目を向けてもらうために、
もっともっと発信していかなければならないと思ったし、
日本でもこういった、開発課題を世に広めたり、アスリートの社会貢献活動のお手伝いをしたりする活動を何か始めるべきかなと思いました。
といっても自分ではあまりできないので、
これから今回出会った方々や周りと相談しながらできれば。
そんな気持ちにさせて頂いた、本当に本当にワンダフルに楽しいアワードでした。
日本財団の皆様、審査員の皆様、一緒に来てくれた家族と友人、ご祝福頂いた方、本当にありがとうございました!