4月7日は12回目のルワンダ・ジェノサイド(虐殺)記念日
12年経った今でも
ルワンダにおいて ジェノサイドの記憶は今も色濃く残っていて
あの出来事を ルワンダ人は簡単に忘れることなんてできない
むしろ 忘れてはいけないという
4月7日はルワンダ人にとって
1年で一番重要な日かも知れない
その日は チャンググというコンゴとブルンジに隣接する地方で
記念式典が行われた
なぜチャンググだったかというと
毎年持ち回りで各県で行われているらしく
今年はチャンググだった
チャンググには大統領はじめ 国の要人が集まり
各国大使や開発ドナー関係者も集まったらしい
(私たちはナイロビ出張のために行けませんでした)
その前でカガメ大統領は またまた辛辣なスピーチをしたらしい
「94年のあの時 国際社会は何もしてくれなかった」
「そんな奴等に何もいう権利はない」
詳しくそう言い放ったかは定かではない
(私にその話をした人の誇張が入ったかどうかもわかんない)
でもこのアフリカの小国から 凄い権力を発揮しているカガメ大統領は
(私は独裁以外の何でもないと思っている)
94年に起こった出来事を
公然と国際社会のせいにして憚らない
ルワンダは被害者だ、と
こういうことで 国家統一を図っているように見える
ジェノサイドの原因にしてもそう
「ルワンダは昔 フツ族もツチ族も隔てなく暮らしていた
植民地支配になって 作為的に部族の境界、優劣関係が作られた
=悪いのは旧宗主国と94年に助けてくれなかった国際社会」
これが大半のルワンダ人が信じている考え
私には最初ちょっと違和感があった
人のせいばかりにして
ちょっとあんたたちズルくない?
だけどこれは戦略
A級戦犯はちゃんとタンザニア・アルーシャの国際法廷で裁く
「あの日に誰があーした こーした」という細かいことも
未だにコミュニティ主体の「ガチャチャ法廷」で裁く
正義は正義
だけどその人たちばかりを責めてもいられない
悪かったのは他人ってことにして
仲良くやっていこうじゃないの
ってなもんじゃ
これがルワンダ流「和解」
細かいところはちゃんと直面しながら
でも大義では かなり政策めいている
この背後には 沢山隠された問題もあるけど
長くなるから それはまた別の話
さてジェノサイド記念日
キガリ市内にあるジェノサイド記念館や国立スタジアムでは
週末に毎日イベントが行われた
何をしていたかというと
みんなで残虐な話の証言を聞いたりして
蝋燭を点して歩いたり 歌ったりしたらしい
ラジオもずっとそんな歌ばっかだった
「イブ~カ~」(キニヤルワンダ語でrememberという意味)
ルワンダっぽい キックのないつまらない音律
テレビでは虐殺の映像が流れまくりらしい
殺害の現場や 死体の山の隣を難民がぞろぞろ歩く場面など
かなりグロテスク 生々しいらしい
うちにはルワンダの番組は入らないから見てない
怖いしさー
国全体が喪に服しているみたいで
元気ないのは気のせいだけじゃないだろう
この時期に自殺する人も多いらしい
ルワンダの4月は悲しい月
日本では桜が散り始める頃
地球の裏側ではこんな出来事が行われているのです
12年経った今でも
ルワンダにおいて ジェノサイドの記憶は今も色濃く残っていて
あの出来事を ルワンダ人は簡単に忘れることなんてできない
むしろ 忘れてはいけないという
4月7日はルワンダ人にとって
1年で一番重要な日かも知れない
その日は チャンググというコンゴとブルンジに隣接する地方で
記念式典が行われた
なぜチャンググだったかというと
毎年持ち回りで各県で行われているらしく
今年はチャンググだった
チャンググには大統領はじめ 国の要人が集まり
各国大使や開発ドナー関係者も集まったらしい
(私たちはナイロビ出張のために行けませんでした)
その前でカガメ大統領は またまた辛辣なスピーチをしたらしい
「94年のあの時 国際社会は何もしてくれなかった」
「そんな奴等に何もいう権利はない」
詳しくそう言い放ったかは定かではない
(私にその話をした人の誇張が入ったかどうかもわかんない)
でもこのアフリカの小国から 凄い権力を発揮しているカガメ大統領は
(私は独裁以外の何でもないと思っている)
94年に起こった出来事を
公然と国際社会のせいにして憚らない
ルワンダは被害者だ、と
こういうことで 国家統一を図っているように見える
ジェノサイドの原因にしてもそう
「ルワンダは昔 フツ族もツチ族も隔てなく暮らしていた
植民地支配になって 作為的に部族の境界、優劣関係が作られた
=悪いのは旧宗主国と94年に助けてくれなかった国際社会」
これが大半のルワンダ人が信じている考え
私には最初ちょっと違和感があった
人のせいばかりにして
ちょっとあんたたちズルくない?

だけどこれは戦略
A級戦犯はちゃんとタンザニア・アルーシャの国際法廷で裁く
「あの日に誰があーした こーした」という細かいことも
未だにコミュニティ主体の「ガチャチャ法廷」で裁く
正義は正義
だけどその人たちばかりを責めてもいられない
悪かったのは他人ってことにして
仲良くやっていこうじゃないの
ってなもんじゃ
これがルワンダ流「和解」
細かいところはちゃんと直面しながら
でも大義では かなり政策めいている
この背後には 沢山隠された問題もあるけど
長くなるから それはまた別の話
さてジェノサイド記念日
キガリ市内にあるジェノサイド記念館や国立スタジアムでは
週末に毎日イベントが行われた
何をしていたかというと
みんなで残虐な話の証言を聞いたりして
蝋燭を点して歩いたり 歌ったりしたらしい
ラジオもずっとそんな歌ばっかだった
「イブ~カ~」(キニヤルワンダ語でrememberという意味)
ルワンダっぽい キックのないつまらない音律

テレビでは虐殺の映像が流れまくりらしい
殺害の現場や 死体の山の隣を難民がぞろぞろ歩く場面など
かなりグロテスク 生々しいらしい
うちにはルワンダの番組は入らないから見てない
怖いしさー
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国全体が喪に服しているみたいで
元気ないのは気のせいだけじゃないだろう
この時期に自殺する人も多いらしい
ルワンダの4月は悲しい月
日本では桜が散り始める頃
地球の裏側ではこんな出来事が行われているのです
4/6にルワンダ友達がメールで、明日はジェノサイドで亡くなった両親のmemoryの日だと言っていました。
その子はけろっとしてるんですけど、もう1人の女の子がいつもは普通なのに昨日「最近悲しくてメールが書けない。ごめんね。」ってそれだけ
ジェノサイドの原因に関して・・そういう歴史の認識が後になってどう影響してくるのでしょう・・
実際に国際社会は無残に見捨てたわけだしね
それが原因でジェノサイドが起こったといっても過言ではないところもある
(もちろんそれだけではないけど)
でも本当に問題なのは
部族の境界をまったくなしと押し付けがましく豪語している点だと思う
だって実際 それは人々の心から消えないのだもの
そして「被害者」T側は今 政界でもビジネスでも影で牛耳っていて
明らかに優遇されている
そのうちH側の不満が積もり積もって爆発するんじゃないかと思うと
10年後が怖い