地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

一日先生

2015年01月25日 | japan


ちょっと前のことになっちゃったけど、
足立区で小学校の先生やっている後輩に頼まれて、
ユニセフのお話、国連の仕事の話、してきた。
もう何回も小中学校、時には大学でも授業とかお話(講演?)しているけれど、
毎回、どうやったら一番響くか、
何を感じてもらえるか、
試行錯誤でやっている。
頂く機会にとても感謝している。
ましてや、相手はユニセフ募金の募金者。
ありがたや、ありがたや。

今回は小6、100名弱がオーディエンスだったので、
まずはアフリカについて、
知識を深め、
親近感を覚えてもらって、
現状や、仕事の話を、
実体験を以って伝えることにした。
辛い、戦争や病気の話ばかりするのではなくて、
同い年くらいの子どもたちがどんな風にがんばって生きているか、
日本人の私たちがどれだけ恵まれているか、
そういうことを感じ取ってもらいたかった。

今回の子どもたち、とても素直で、
特に男の子が元気だった!
普通、小6くらいになると、
女の子たちの方が比較的グイグイ食いついてくるのだけど。
しかも後輩の先生や、校長、教頭に聞くと、
鋭い質問ズバズバしてきていたのは、ちょっとレベルの低い、発育が遅れた子たちだったって。
これは嬉しかった!

こども「どうして水泳の選手が、国連で働こうと思ったんですか?」

こども「ユニセフのお金は、世界中で使われていると思うけど、どこで使うかの優先順位はどうやって決めるのですか?」

こども「日本だけで、168億円も集めて、それでも足りないんですか?!」
私「そうなのよ、足りないのよ…」
こども「足りないんだ…」

そして後輩が後日、一人の児童からのこんな嬉しいコメントを送ってくれた。
「僕は今まで、夢とかそのうち見えてくると思っていたけれど、井本さんの話を聞いて、世界のために働きたいという夢を持ちました」
ですって!

私は普段あまり自分の身近な友達や大人に対して、
仕事の話は自分から積極的にはしないけれど(聞かれたらもちろん応えるけど)
こどもたちにはどんどん話したい。
そんな機会がこれからも増えればとても嬉しい。

ちなみにアフリカの一つの国を挙げて、
特徴を伝える宿題で、
一番多かったのが、

1. エジプト… ピラミッドなど
2. ガーナ… チョコレート。笑
3. 南アフリカ共和国… アパルトヘイト、貧富の差
4. マダガスカル… バオバブの木

あとはリビアのカダフィ大佐とか、石油とか、
マリの伝統料理とか、
シエラレオネのエボラとか、ダイヤモンドとか、
カメルーンのエトー(サッカー選手)とか、
たくさん調べてくれて、かわいい。

あー、学校の先生が羨ましい。
心がほっこりしたひとときでした。

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3 Comments

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Re:ぜひ (imonao)
2015-02-01 01:48:42
美佳、言ってくれたらいつでも行くよ
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Unknown (とみとん)
2015-01-25 20:59:40
帰国中も意義深いことをされていますね!

僕も子供ではありませんが(というか井本さんより年上なのですがw)そんなお話しを聞いてみたいです。
 
誰かの役に立つことの喜びを体験で伝えることができる人は本当に素晴らしい人であり人生だと思います。
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ぜひ (美佳)
2015-01-25 19:03:21
今度、うちの学校でも、本当にお話して欲しいです。
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