富士吉田市歴史民俗博物館
河口湖I.C.近くを走行中、「歴史民俗博物館」の建物が目にとまり覗いてみることにした。
資料によると富士山の北麓に位置する富士吉田市は標高700m~800mの高冷地で、平坦地は
ほとんどが溶岩流や火山性の粗い砂でしめられているとの事。
そのため水田ではなく畑作物が中心で、雑穀類や根菜類などを主に 栽培していたそうだ。
展示物は当時使用していた藤蔓で編んだ目の粗い楕円形のかごや、それを背負う「ショイコ」、
開墾などに使った鍬など生活用品。
富士山の歴史と信仰、登山の様子などの写真、地域を支えた産業、織物の生産工程など。
展示物を通して、どんな人がこの道具を手にしていたのだろうと思いを馳せた。
明治以降の品がほとんどと思われ、ゆっくり見たかったが子どもたちはあまり興味を示さず、
ざっと一巡しただけでここをあとにした。
博物館の野外展示物「旧武藤家住宅」 富士山北口鎮火大祭図(火祭りの図)
3枚の版木の裏表を利用した6色摺りのもの