郷土の歴史ウォーキング
名東区高針地区に伝わる名古屋市無形民俗文化財「棒の手(ぼうのて)」が
高牟神社で奉納されるとのことで、仲間と見学ツアーに出かけた。
主催は名古屋市文化振興事業団・名東文化小劇場
見どころを解説して頂いたのち、徒歩で地下鉄・上社駅を出発、最初に「貴船社」に
立ち寄り、市民俗文化財指定の「大鳥毛馬標」を見学。
馬の背に飾り付けをした「馬の塔(おまんと)」と呼ばれるものだった。
その後、高針小学校と隣接するところにある高牟神社にて市民俗文化財指定の
「棒の手」奉納見学。
テレビのニュースでは観たことがあるが、実際に間近で観たのは初めてで
若い世代に引き継がれ、元気いっぱい演じる様は戦国時代にタイムスリップしたような、
勇壮な雰囲気を味わうことができた。
棒の手は、各シマにより異なる三つの流派(鷹羽検藤流・鎌田流・直心我流)があり、
戦国時代、農民が自衛のために身につけた武芸が始まりで、それが高年、寺社の祭礼行事として
奉納されているそうだ。
最後は、柴田勝家出生の地、「明徳寺」に立ち寄り、帰途についた。
汗ばむ程の秋晴れのもと、久しぶりに沢山歩いて、爽やかな一日だった。