ホンダジェットが4年連続でカテゴリートップのデリバリー数を達成。すでに170機以上が運用中
Webモーターマガジン より 210308
2021年2月25日、ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーは、「ホンダジェット」の2020年暦年(1月〜12月)のデリバリー数が4年連続でカテゴリートップを達成したと発表。
⚫︎世界中の多くの国で170機以上のホンダジェットが運用
ホンダジェット(HondaJet)は、ホンダが開発した小型ビジネスジェット機。
2015年末から顧客への引き渡しが始まり、2018年には改良型のホンダジェット エリートが発表されている。
毎年、好調なデリバリーを続けているホンダジェットだが、2020年も暦年(1月〜12月)に31機をデリバリーし、小型ジェット機カテゴリーにおいて4年連続で世界第1位を達成した。
2020年は、パキスタンとロシアで型式証明を取得するなど、グローバルでの展開をさらに拡大している。また、ホンダジェット サービス サポートネットワークのさらなる強化に向け、英国に新たなサービスセンターとフライトトレーニングセンターを設けたほか、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にある本社敷地内では、ホンダジェット エリートの主翼組み立ておよび各種スペアパーツなどを格納する新ハンガー(格納庫)の建設が完了し、2021年1月より稼働を開始した。
日本においても、2021年2月から国内での現地ディーラーであるホンダジェット ジャパンが一般顧客に向けたチャーターサービスの提供を開始する。これにより、ホンダジェットをより身近に利用できる体制が整った。
現在、ホンダジェットは北米、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売されており、既に170機以上のホンダジェットが世界中で運用されている。
■ホンダジェット エリート 主要諸元
●全長×全幅×全高:12.99×12.12×4.54m
●エンジン:GEホンダ製 ターボファンエンジン×2
●最大巡航速度:782km/h
●最大有視界航続距離:2661km
●座席数:7(パイロットが1ないし2名、乗客が4ないし5名)