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外国人が大絶賛…!? 日本文化の素晴らしいところを5つご紹介!  202201

2022-01-16 22:27:00 | 気になる モノ・コト

外国人が大絶賛…!? 日本文化の素晴らしいところを5つご紹介!
 男の隠れ家デジタル より 220116


 日本に住んでいると日本文化の良さに気づきにくいのだが、海外から訪れる外国人は「日本は素晴らしい!」と絶賛することが多い。なぜ外国人は日本文化を絶賛するのだろうか?

 もちろん、人それぞれ感性が異なるため、人によっては「日本文化はおかしい!」と思う外国人もいるだろう。とはいえ、日本人を含めて多くの方が絶賛していることから、今回は日本文化の素晴らしいところを5つ紹介しよう。

本記事を最後まで読めば、日本文化の良さを再認識できるはずだ。

■素晴らしい日本文化①:ルールを守る
 日本人はルールをしっかり守ることで有名だ。

 日本に住んでいれば当たり前のことだが、海外だとそうではないことが多い。日本と海外の違いとしては、以下のような具体例があげられる。

【日本】

・きちんと列を作って並ぶ
・電車やバスがあまり遅れない
・待ち合わせに遅刻する人が少ない

【海外】

・列に割り込んで来る人がいる
・電車やバスが当然のように遅れる
・待ち合わせ時間に遅れるのが普通

 すべてがこれに当てはまるわけではないが、日本と海外では上記の傾向が強いだろう。
日本人の多くがルールを守って行動しているため、外国人からは「信じられない…」と驚かれることもある。それほど日本人は真面目な性格をしており、これらルールを守って行動できるのは、日本文化の良さと言えるだろう。

■素晴らしい日本文化②:礼儀正しい
 日本人はとにかく礼儀が正しく、海外からとても評価されている。

「おはよう」「こんにちは」などの出会いの挨拶はもちろん、「いただきます」「ごちそうさま」といった食事の挨拶も欠かさない。
 また、人にぶつかってしまったときや、迷惑をかけてしまったときには、「すいません」と一言声をかける人が多い。そのほか、感染症を移さないためにマスクを自発的に付けているなど、日本人は他人に気を使っている印象が強い。

 日本に住んでいれば当たり前のように思えることも、外国人からは「日本人は礼儀正しいね!」と、思われることが多々ある。
このように、挨拶やマナーを徹底しているのは日本文化の素晴らしいところだ。

■素晴らしい日本文化③:治安が良好
 日本の治安が良いことは周知の事実だろう。

 実際、2021年度の「世界の治安ランキング」では日本が12位にランクインしている。惜しくもTOP10には入っていないのだが、それでも治安は良好のように思える。

 例えば、海外は電車内で居眠りをしているとスリに狙われるリスクがあるのだが、日本ではそういった事件がほとんど起きない。電車内で寝ている日本人を見ると、外国人は驚きを隠せないようだ。
 また、女性が1人で夜道を歩くということも、海外ではあまり考えられない行為である。日本でも事件になることは一部あるのだが、海外と比べて治安が良好であることには変わりはない。

■素晴らしい日本文化④:公衆トイレが清潔
 日本の公衆トイレは比較的に清潔である。

 使用者の配慮もあるのだが、日本の公衆トイレは定期的に清掃を行っている。そのため、駅や公園のトイレであっても安心して使用することができる。

 一方、海外の公衆トイレは日本とはまったくの別物だ。ホテルや高級飲食店などを除けば、公衆トイレが清潔であることのほうが少ない。また、公衆トイレを使う際にお金が必要になる場合もある。
 それほど公衆トイレの利便性が異なるため、外国人が日本に来て「公衆トイレがキレイで驚いた!」と、感動することが多々ある。

■素晴らしい日本文化⑤:物を落としても返ってくる
 物を落としても返ってくる日本文化は素晴らしい。

 日本で財布やスマートフォンを落としたとしても,自分の手元に返ってくる可能性がある。

 一方、海外で財布などを落としたり忘れたりすると、0%に近い確率で二度と戻ってこない。そのため、物を落としたら諦めるのが普通である。
 日本に住んでいると「もしかしたら戻ってくるかも?」と少し期待できるのだが、海外では勝手がかなり違う。そのことから、「手元に戻ってきて感動した!」という外国人がとても多い。

■まとめ
 今回は、日本文化の素晴らしいところを全部で5つ紹介した。

 普段何気なく生活している日本には素晴らしいところがたくさんある。日本では当たり前だと思っていても、海外の生活を一度体験するとその違いに驚くだろう。外国人の多くが「日本文化は素晴らしい!」と思ってくれるのも納得だ。
 もちろん、すべての国や地域が本記事で解説した通りではないのだが、やはり日本と比べると異なる点が多い印象だ。普段何気なく過ごしている日本には「素晴らしい文化がある」ことを忘れないでおこう。




💋在日外国人系は? 足引っ張り
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⚠️ 日本政府が検討中の「外国人労働者の永住・家族帯同」が愚策といえる論拠 202201

2022-01-16 21:14:00 | 気になる モノ・コト

日本政府が検討中の「外国人労働者の永住・家族帯同」が愚策といえる論拠
 幻冬社ゴールド onlain より 塚崎 公義


 日本政府は、労働力不足解消のため外国人労働者の受け入れ拡大をするにあたり、永住権の付与や家族の帯同も許可する見通しです。しかしそれは、外国人労働者受け入れを上回る弊害があると考えられます。日本国民全体が負担するコストの増大、生活水準の低下の可能性について、経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

⚫︎政府は「外国人労働者受入」を拡大する方針
 政府は、外国人労働者の受入を拡大するため、永住権や家族の帯同を認める方向で検討しているようです。筆者はそもそも外国人の受入拡大に反対です。労働力不足で必要な労働力が確保できないならば、いまより高い時給で労働者を募集する、機械化を進めるといった対策を考えるべきです。この点については、拙稿『政府は「外国人労働者の永住拡大」より、「日本人の賃上げ」を最優先すべきワケ』をご参照いただければ幸いです。

 しかし、外国人労働者の受入よりも、永住権の付与や家族帯同の容認のほうがはるかに弊害が大きな愚策だといわざるをえません。それによって労働力不足が解消しにくくなるうえに、大きなコストが発生しかねないからです。

 ちなみに筆者は、「労働力不足」は「労働力余剰」よりはるかによいと考えていますが、今次政策が労働力不足への対策とされていることから、政策が目的に沿ったものであるか否かを考えることにします。

⚫︎家族の帯同まで認めても、所定の目的は達成されない
 外国人労働者が日本に永住するということは、いつか彼らが年老いて働けなくなり、介護や医療サービスを受ける日が来る可能性が高いでしょう。そのときに介護や医療サービスを提供するのは日本人なのでしょうか。

 そうだとすれば、短期的には外国人労働者の受入が労働力不足の緩和に役立つとしても、長期的にはそれを介護や医療の需要がそれを相殺してしまうかもしれません。

 外国人労働者が家族を帯同することになれば、年老いた両親を帯同するかもしれず、そうなれば直ちに日本人の介護や医療の労働力を利用することにもなりかねません。帯同した子どもが日本語の教育を受けるとすれば、日本語教師の労働力を利用することにもなりかねません。そもそも、外国人が日本に住むというだけでも役所の住民票係に通訳を雇う必要が出てくるかもしれません。

 そうしたことを総合的に考えると、永住権を付与したり、家族帯同を認めたりしてまで外国人労働者を受け入れても、所定の目的が達成されない可能性も大きいように思われます。

⚫︎外国人を雇う企業が行政コストを含めて負担すべき
 金銭面でも問題が大きそうです。上記のような介護や医療や教育や通訳等々のサービスには、コストがかかります。それを税金(介護保険料等々を含む、以下同様)で賄うとすれば問題です。

 年金の問題もありそうです。外国人労働者が日本に来てから年金保険料を払い始めたとしても、年金保険料を納める期間が短ければ老後に十分な年金が受け取れません。そうなれば、彼らが生活保護を受給する可能性もあるでしょう。それは国民の税金から支払われることになるわけです。

 諸コストを雇い主が払うべきと考える理由の第一は、そうしないと外国人の受入人数が適正数を上回ってしまうからです。外国人を雇うことによって企業の利益が1円しか増えないのに、多額の行政コストが必要なのであれば、そのケースでは日本国全体としてメリットよりコストが大きくなるわけで、外国人を受け入れるべきではありません。

 外国人を雇えば企業が巨額の利益を得られ、それが行政コストよりも大きいのであれば、日本国として外国人を受け入れることが合理的といえるかもしれませんが、それをだれがどうやって判断するのか、という問題があります。簡単なのは、外国人を雇う企業が行政コストを負担するというルールにすることです。

 そうすれば、外国人を雇うことで巨額の利益を得られる企業だけが外国人を雇うことになるので、日本国全体としてメリットがコストを上回ることが避けられるからです。

 もうひとつ、公平の観点からの問題もあります。外国人労働者を受け入れなければ日本人労働者の給料が上がるはずなのに、外国人労働者を受け入れることによって日本人労働者の給料が上がらなくなるとすれば、彼らは「被害者」です。

 その「被害者」が支払った税金等が外国人受入の諸コストを賄うために用いられ、一方で企業の利益が増えるのであれば、それは到底公平とは言えません。

⚫︎大事なのは「日本人の生活水準を守る」こと
 少子高齢化は、労働力不足とともに、長期的には人口減少をもたらします。そうなると、日本のGDPが減ってしまうことになるでしょう。それが問題だから外国人労働者を受け入れよう、と考える人もいるようです。

 しかし、重要なのは、日本のGDPを守ることではなく、日本人の生活水準を守ることなので、人口が半分になってGDPが半分になっても構わないのです。1人当たりのGDPが維持できれば、日本人の生活水準は保てますから。

 もちろん、本稿の問題意識とは別の問題として、人口が減り続ければ日本人がゼロ人になってしまう、という懸念はありますし、それを防止するために少子化対策が必要であることは間違いありませんが、それは「外国人労働者を受け入れることで日本列島に住む人の数を維持する」ということとは別の問題ですから、混同しないように気をつけたいものです。

 今回は、以上です。なお、本稿は筆者の個人的見解であり、筆者の所属する組織等々の見解ではありません。また、わかりやすさを重視しているため、細部が厳密ではない場合があります。ご了承いただければ幸いです。


⚫︎筆者への取材、講演、原稿等のご相談は「幻冬舎ゴールドオンライン事務局」までお願いします。「幻冬舎ゴールドオンライン」トップページの下にある「お問い合わせ」からご連絡ください。
 塚崎 公義  経済評論家
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📚 姜尚中さん×上野千鶴子さん スペシャル対談】先の見えない不透明な時代を「それでも生きていく」ために 202201

2022-01-16 20:32:00 | なるほど  ふぅ〜ん

姜尚中さん×上野千鶴子さん スペシャル対談】先の見えない不透明な時代を「それでも生きていく」ために
 @BAILA  より 220116


 ともに東大で教鞭をとり、旧知の間柄の上野さんと姜さん。姜さんの新刊でも対談しているお二人に、なぜ今の時代、こんなに女性が生きづらいのかを分析してもらいました。そこから見えてきたものとは──!?

 不安定な雇用が女性たちを経済的に追いつめています──姜
 離婚が増えた日本。ガマンしない女がこれだけ増えたのは画期的──上野

⚫︎今や女性の6割弱が非正規労働者に
ー姜 上野さん、今日は、久しぶりにお会いできてうれしいです。
上野 私もです。新刊『それでも生きていく』、読みましたよ。女性誌で連載していたということで、政治からジェンダーまで幅広く触れていますね。もともと姜さんはペシミストだから(笑)、どれも見通しは悲観的よね。でも、残念ながらあの選挙のあとでは、私もそれに同意せざるを得ない状況です。
ー姜 そうですね。特に女性は、この時代に生きていくのは本当に大変です。コロナ禍でも経済的に追いつめられている女性が増えていますね。2020年の女性の自殺率は、前年より15・4%増と大幅に増えました。
ー上野 今や働く女性の約55%が非正規雇用ですから、コロナ禍で悪化した雇用環境の影響をもろに受けてしまいました。一方男性の非正規雇用の割合は約20%で、その差は歴然です。
ー姜 非正規雇用が増えたのは、日本がネオリベラリズム(新自由主義)にシフトしていった’90年代からでしょう。ネオリベは、経済の自由化・効率化を徹底し、国家による福祉や公共サービスは最小化するという考え方です。女性は社会進出を促される一方で、低賃金の労働力として買いたたかれるようになりました。だから女性が貧困に陥っているのは、社会構造のせいでもあるのに、ちまたに浸透した自己責任論のせいで、みんな自分のせいだと思っている。
ー上野 ネオリベ的なメンタリティが、経済的困窮者にも内面化されているんですね。社会に迷惑をかけたらいけないという気持ちが強くて、行政にも頼らず、追いつめられていく。それに離婚率が上がって、シングルマザーが増えたことも貧困が増えている理由のひとつです。

ー姜 離婚率ですか?
ー上野 はい。日本はもともと妻の座をとても手厚く保障してきたんですね。夫が亡くなったあとには、遺族年金が受給できるし、不動産も相続できるし、居住権も保証される。離婚しないほうが得なんです。にもかかわらず、近年、若年離婚が増えています。30代の離婚率は3組に1組と、アメリカに近づいています。
ー姜 かつては「子は鎹(かすがい)」という言葉がありましたが、今はそれも抑止力になっていないようですね。
ー上野 子どもが小さくても、妊娠中でも別れます。貧乏になることがわかっていても別れる。でもそういう選択ができることは、すごくいいことだと思います。DVにしろ、夫の浮気にしろ、昔の女はガマンしていましたが、今の女は、ガマンしなくなった。ガマンしない女が、これだけ大量に登場したのは、日本史上の快挙です。

⚫︎男に逃げを許す日本の制度。これでは少子化も解決しません──姜

ー姜 確かに画期的ですね。一方、子どもの養育費を払わない父親が多いという話もよく聞きます。
ー上野 ひどいもんですよ。離婚時に、養育費の取り決めをする割合が約3分の1。養育費の取り決め額が月額2万〜4万円。それも支払いは1年半程度で滞る、と。
ー姜 うーん。諸外国からは、ずいぶん遅れていますね。
ー上野 ヨーロッパには、養育費を給与から天引きして強制的に徴収する制度がありますし、親が支払わない場合、国が立て替えて払う制度がある国もあります。一方、日本は、男が責任を負わなくて済む制度をつくって、長い間温存してきました。男に逃げを許す、男に甘い社会なんです。
ー姜 これでは女性は子どもを産もうと思わないですから、それこそ少子化問題も解決しないですね。

⚫︎女性4人に1人が生涯未婚の時代に

ー上野 最近は経済的に余裕がなくて、結婚できないという人たちも増えています。家族形成にはコストがかかるけど、国家の助けがないから自助努力でやるしかない。そのコスト負担に耐えて家族をつくれる人とお金がなくて家族をつくれない人。そういう階層分解が生まれつつあります。
ー姜 僕たちの若い頃は、結婚することがごく自然なことでしたが、本当に厳しい時代になりました。
ー上野 今、姜さんは「自然なこと」と言いましたが、私たちはこれを「ナチュラル」ではなく、「コンベンショナル」と言います。「因習的」という意味です。
ー姜 まさにそうですね。僕が結婚したのも上の世代がそうしてきたから、ということに尽きます。
ー上野 素敵なパートナーがいらっしゃるじゃありませんか(笑)。因習に根拠というものはありません。根拠がないだけに根強いともいえるし、逆に変わりやすいともいえます。たとえば1970年の生涯未婚率(50歳時で一度も結婚していない人の割合)を見ると、男性が1.7%、女性が3.3%で、大多数が結婚しています。おひとりさまの私は超レアもんなのです(笑)。
ー姜 因習に流されなかったのは、さすが上野さんです(笑)。
ー上野 ところが今は、生涯未婚率が、男性は約26%で4人に1人、女性は約16%で6人に1人くらい。恐らく2030年には、男性の3人に1人、女性の4人に1人が生涯未婚者になるといわれています。
ー姜 格差や分断があれば、社会は不安定になるし、様々な可能性が阻害されて、国は停滞します。「自助」だけでなく、やはり「公助」が必要だと思います。
ー上野 そのとおりです。ただ、非婚シングルだけでなく、超高齢化のおかげで、死別・離別者が確実に増えています。私はその人たちを「シングルアゲインさま」と呼んでいます(笑)。私はシングルアゲインさまになった友人たちを「おかえりなさい」と迎えています。
ー姜 それはいい(笑)。僕も今は「おふたりさま」ですが、結局、人間最後はみんな「おひとりさま」になるということですね。

上野さん、相変わらずトークがキレてますね──姜
私たちもジジババなんだから、言いたいこと言わないと──上野

書籍に収録されている対談では、政治の話から最近の暮らしぶりまで話は多岐に。「姜さん、ツイッターやって、どんどん炎上させてくださいよ(笑)」と上野さんにはっぱをかけられる場面も

⚫︎人間を信頼する気持ちを忘れないでほしい

ー姜 上野さんの新刊『限界から始まる』、拝読しました。作家の鈴木涼美さんとの往復書簡によるものですね。「性」を通して、現代のゆがんだ社会構造を浮き彫りにするような内容ですが、お互いに血肉を削って書いているようなところがあって、男であることがヒリヒリするほど痛かったですね。最近になく読みごたえがありました。
ー上野 そう言っていただいて嬉しいです。
ー姜 この中で、鈴木さんが性風俗産業に身を投じていった背景には、厳格な母親への反発があったと上野さんは分析しておられます。母娘関係の難しさをあらためて感じました。
ー上野 そうですね。子どもが大人になるとき、一般的には男の子は男親を、女の子は女親をロールモデルとして育ちますが、日本の女親がおかれている状況ってみじめですから、女親自身が自己肯定できない。それで娘たちにとって、母親が「こうは絶対なりたくない」というカウンターモデル(反面教師)になることが多いんです。
ー姜 反発の対象になってしまうと。
ー上野 一方、母親自身は、自分が女であることを愛せないから、娘が大人の女になっていく過程がおぞましいんですね。娘が初潮を迎えたとき、「あんたも大人の女になったのね」という嫌悪の目で見てしまったりする。それで娘は自分が大人の女になることが歓迎されないことだと、直感的に学んじゃう。しかもこれが世代的に再生産されます。

母親が自分を愛せないから、母娘の関係はねじれるんです──上野

ー姜 母親もまたその母親から同じ目にあっているということですね。
ー上野 はい。だから母親と娘の関係ってねじれるし、ものすごく屈折するんです。子どもにとって親がいちばん身近な大人なのに、その親を尊敬できないというのは、とても不幸なことです。
ー姜 つまり女性の社会的な地位が低くて、自己実現が難しい今の日本の状況が、母娘関係に大きく影響していると。これは健全な母娘関係をつくる上でも、女性が生きやすい社会をつくることは大事ですね。
ー上野 そうです。全部つながっていますね。
ー姜 鈴木さんも様々な経験から、男性や社会に半ば絶望しているわけですが、上野さんが粘り強く叱咤激励していて、最後は希望が持てました。シニシズムで終わらないところがとてもよかった。
ー上野 鈴木さんは30代ですから、まだまだ伸びていってほしいし、育ってほしい。とにかく若い人たちには、希望を持って、生きていってもらいたいですね。
ー姜 そうですね。そしてどんなときも人間に対する信頼というものを忘れずにいてほしい。不安なこともあると思いますが、それでも生きていってほしいと思います。


⚫︎『それでも生きていく 不安社会を読み解く知のことば』 姜尚中著 
集英社 1650円 1月26日(水)発売
2010年から11年にわたって雑誌で連載したコラムの中から34編を収録。ジェンダー、知性、幸福などをキーワードに語られる知の救済。不透明な社会を読み解くことばが胸に響く。
姜尚中 かんさんじゅん●1950年、熊本県生まれ。東京大学名誉教授。長崎県鎮西学院学院長。熊本県立劇場館長。専門は政治学・政治思想史。著書に『悩む力』『漱石のことば』『母―オモニ―』『トーキョー・ストレンジャー』など多数。


⚫︎『往復書簡  限界から始まる』 上野千鶴子・鈴木涼美著 
幻冬舎 1760円
日本を代表するフェミニストと、気鋭の作家による往復書簡。エロス資本、母と娘、男……などをテーマに崖っぷちの現実を大胆に解析した刺激的な一冊。
上野千鶴子 うえの ちづこ●日本のフェミニスト、社会学者。専攻は、女性学・ジェンダー研究およびケアの研究。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。著書に『おひとりさまの老後』など多数。

取材・原文/佐藤裕美 ※BAILA2022年2月号掲載
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🌞 太陽光水素製造に応用へ…可視光→紫外光、重金属使わず変換効率20%超を実現する分子性材料 202201

2022-01-16 18:51:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

太陽光水素製造に応用へ…可視光→紫外光、重金属使わず変換効率20%超を実現する分子性材料
 ニュースイッチ by 日刊工業新聞  より 220116


 九州大学大学院の楊井伸浩准教授、宇治雅記大学院生らは、光触媒による水素燃料製造や環境浄化の効率化に向け、重金属を用いずに可視光を紫外光に高効率で変換する分子性材料を開発した。
 従来は約8・2%だった変換効率を20・3%まで高めた。低コストで環境にも配慮した太陽光水素製造システムなどに応用できる。

 強い可視光吸収を示し、異なる量子状態の間で起こる項間交差の効率が高いケトクマリン誘導体に着目。これとエネルギーを効率的に受け取り紫外域で発光するアクセプター分子を組み合わせた。

 これにより変換に必要な励起光強度を1平方センチメートル当たり数十ミリワットまで下げられ、太陽光と同等の弱い強度で可視光を紫外光へ変換できた。従来は太陽光より1000倍程度強い可視光が必要だった。

「三重項―三重項消滅(TTA)」と呼ばれる、二つの励起三重項状態の分子が衝突してエネルギーが他方に移り、より高い励起状態となる過程を利用して変換する。

 太陽光による水素製造の効率化には、高いエネルギーを持つ紫外光を使う必要がある。だが、太陽光の大部分は可視光や近赤外光で強度も弱いため、低い励起光強度で働く変換系が求められる。
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📚 絶版本、ネット閲覧5月から 国会図書館サイトで可能に 202201

2022-01-16 18:43:00 | 📗 この本

絶版本、ネット閲覧5月から 国会図書館サイトで可能に
 KYODO より 220116


 絶版本など入手困難となっている貴重な書籍や資料をインターネットで閲覧できるサービスが、5月から国立国会図書館のウェブサイトで始まる。
 現在は同館や他の図書館に足を運ばねばならないが、自宅のパソコンやタブレット端末でも見られるようになる。

 国会図書館が保有する「入手困難資料」のうち、電子データ化が済んだものが対象。漫画や商業雑誌などは除外される。
 本人確認のため身分証明書を示し,個人として同館の利用登録をすることが必要となる。 

 サービス開始当初は閲覧機能しかないが、不正コピー対策を講じた上で来年1月には印刷できるようにする予定。
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