最澄自筆の国宝など天台宗の至宝130件が京都へ…京都国立博物館が特別展を4月開催
読売テレビニュース より 220118
日本に天台宗を広め、比叡山延暦寺(滋賀・大津市)を創建した伝教大師・最澄が亡くなって1200年となるのを記念し、今年4月、
京都国立博物館で特別展「最澄と天台宗のすべて」が開かれる。
17日、展覧会の内容が発表された。

この展覧会は、2021年10月、東京国立博物館で開催され、今年2月には、九州国立博物館で、最後に4月から京都国立博物館で開催される。
京都展では、関西だけなく全国から、天台宗ゆかりの寺院などに伝わる国宝23件、重要文化財71件を含む名品130件が一堂に集まる。
天台宗を学ぶため、中国・唐へ渡った最澄が現地で入手した経典や法具類を記した自筆の目録「国宝・伝教大師請来目録」や、延暦寺の横川中堂の本尊である「重要文化財・聖観音菩薩立像」。
天台宗を学ぶため、中国・唐へ渡った最澄が現地で入手した経典や法具類を記した自筆の目録「国宝・伝教大師請来目録」や、延暦寺の横川中堂の本尊である「重要文化財・聖観音菩薩立像」。
60年に一度しか公開されない秘仏「菩薩遊戯坐像(愛媛・等妙寺蔵)」などが注目の作品。
また、記者発表の会場では、法界寺(京都市伏見区)の秘仏「薬師如来立像」のCT撮影調査結果が公表された。この像の中には、最澄が自ら刻んだ像が納められていると伝えられていたが、調査の結果、高さ32.5センチメートルの木彫りの「薬師如来立像」が胎内に納められている様子がくっきりと映し出されていた。京都展の会場では、像内の薬師如来立像を3Dプリンターで再現し、展示する予定だという。
このほか、最澄が灯して以来、1200年消えたことが無い「不滅の法灯」がある延暦寺の総本堂「根本中堂」の内部も再現される。
また、記者発表の会場では、法界寺(京都市伏見区)の秘仏「薬師如来立像」のCT撮影調査結果が公表された。この像の中には、最澄が自ら刻んだ像が納められていると伝えられていたが、調査の結果、高さ32.5センチメートルの木彫りの「薬師如来立像」が胎内に納められている様子がくっきりと映し出されていた。京都展の会場では、像内の薬師如来立像を3Dプリンターで再現し、展示する予定だという。
このほか、最澄が灯して以来、1200年消えたことが無い「不滅の法灯」がある延暦寺の総本堂「根本中堂」の内部も再現される。
「最澄と天台宗のすべて 京都展」は、4月12日から5月22日まで開催される。