一度痛めた箇所を再度痛めてしまったり、何気ない動作で痛みが出る人がいます。
理論上では、切れた筋線維同士がくっつけば問題ないのですが、
切れてしまった所に弾力性のない組織が出来上がり、固くなってしまうことがあります
そのような状態を『瘢痕(はんこん)治癒』と言い、再受傷しやすくなるのです。
瘢痕治癒の状態を作らない為に、しっかりとした固定・治療・リハビリが必要となります。
筋線維がしっかり付いた後は、筋肉の固さを取る為に
温めたり、マッサージを行い、血流量を増加させ筋肉を柔らかくしていきます。
しかしながら、筋肉の緊張が取れず症状が長引く患者さんもいます。
筋肉だけ見るとしっかり付いているのに、なかなかほぐれません。
それは何故か・・・
人間は、無意識下で痛いものを避ける・逃げるという神経が働いています。(防御反応)
ケガをした記憶を神経が覚えているのです。
本来の神経の働きを取り戻せば、なかなかほぐれなかった筋肉も柔らかくなります。
単なるマッサージだけでなく、神経の働きを正常化する治療は、
再発防止に効果があります。
スポーツ選手であれば、より高い運動技能の向上につながります。
当院では、神経の働きが回復するまでを完治ととらえ、
皆様の身体作りのお手伝いをしています。