自民党の政治資金パーティによる数億円の「裏金」。
安部派の議員はいっせいにダンマリ、姿をくらますなどひどいものだ。
30年前の自民党の教訓はどこへいったのか。
このとき、特定企業と自民党議員の「わいろ政治」を止めるために「企業献金禁止」と引き換えに税金による「政党助成金」を導入した。そして中選挙区制は金がかかると理屈をつけて「小選挙区制」を導入した。
4割の得票で8割の議席をとるという非民主的な制度、さらに小選挙区制は自民党の中での国会議員の支配を強めた。公認されない限り小選挙区で当選できないからだ。
結果的に当時の「政治改革」は、まったく役にたたなかったごころか、政党としての自民党全体の「腐敗」が見えるようになったのではないか。
制度の「透明性」や自民党の「政治改革」にごまかされてはならない。
はっきりしていることは、「政治資金パーティ」の禁止、企業・団体献金の禁止以外ない。
また税金である「政党助成金」も、政党と国民の結びつきを弱める作用をしている。
これも「廃止」以外ない。
この二つをやえいあげれば、日本の民主主義はさらに前進することができる。