スマホは便利で役に立つが、人間を壊す凶器にもなる。
とくに小中高校生が危険だ。
マイクロソフトの創業者「ビル・ゲイツ」は、14歳まで子どもには持たせないといった話は有名だ。
NHKラジオに毎朝放送される「健康ライフ」がある。時間にして6分ほどの短いコーナーだ。
12月11日から15日まで、
「スマホ依存症」の現状と対策について、久里浜医療センター名誉院長の樋口進さんが登場した。
ネットで「聞き逃し」がある。1月8日まで。
「NHKラジオ聞き逃し」で検索し、健康ライフをクリックする。
今回、子どもの現状を聞いて改めて驚いた。
スマホ依存、中高生93万人と推定。
子どもの大脳に発達の遅れがみられる、脳の体積が増えない。
30代~50代の働きざかりでも物忘れが激しくなり判断力や意欲も低下。筋力低下、骨粗鬆症。
久里浜医療センターの「ネット依存外来」を受診した12歳以下の患者は2016年にはゼロ、22年には5人に1人が12歳以下。
番組では、スマホ依存かどうかの5つのチェックを呼びかけた。
①スマホ使用のため、予定していた仕事や勉強ができない
②スマホを手にしていないとイライラしたり怒りっぽくなる
③SNSで他の人とのやり取りを見逃さないためにスマホを絶えずチェックする
④意図していたよりスマホを長時間使ってしまう
⑤まわりの人が自分に対して、スマホを使いすぎているという
一つでも心当たりがあれば要注意だ。
一にも二にも、相談すべきだ。
5回目の最後の放送は「デジタル デトックス」について
デトックスとは「解毒」のこと。
そのためのノウハウの一部を紹介している。
聞いていてなるほどと思ったのが「ベッドにスマホを持ちこまない」だった。
目にも悪く、生活リズムが崩れ、睡眠障害にもなる。
いずれにしても、医療や保健所などの専門機関を訪れるべきだ。
スマホ依存は静かにすばやく進行する
自分で治せないのが「依存症」だ。
アルコールやギャンブルなどと同じである。
1月8日まで「聞き逃し」で、繰り返し聞くことができる。
子どもを持つ親は必聴だと思う。
厚労省や文科省はもっと警告宣伝をすべきだ。
youtube などのコマーシャルを使うべきだと思うが。