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石川社中の音楽独り言

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和音の転回って何?(分数コード・オンコード)Ⅱ

2015-03-11 12:39:20 | 音楽基礎知識

 先回はドミソもミソドもソドミも

ドとミとソと言う音が揃ってれば全部同じCコードだが

響きに違いが少しあるので、まとめてCコードと呼んで良いのか? と言う疑問からでしたよね

 

さてドミソのように1度(番目)・3度・5度と順番に積み重ねたコードを基本形と言います

そしてこのミソのドの音を1オクターブ上のドのドの音に転回したもの

つまりミソを第一転回形といいます

更にそのソドのミの音を又1オクターブ上に転回したもの

つまりソドを第二転回形といいます

これがコードの転回です  (無論C7等のセブンスコードには第三転回形もあります)

 

そして此処で間違えてはいけないのは転回した音の事ではなく、コードの一番下の音は何か?

と言う事です・・・前にも書いたとおりコードは同じコードでも どの構成音(コードの音の事)が

下で支えてるか つまりベースの音になってるかで、微妙に表情が変わるからです

この微妙な違いが出せるのが或いは使いこなせるのが、プロなのかもしれませんね

 

んでそれぞれを ミソドのCコードと言うようなメンドクサイ言い方は感心しません 

じゃあ何て呼んだらよいのか?つまり転回形の名前の付け方について・・・

 

此処でちょっと その前に分数コードとonコードそしてベース指定コードについて

先に触れたいと思います。

 

C/G等のコードの書き方を分数コードといいます G分のCです 

これは何を表しているかと言うと

上の分子はコード名 下の分母はベース音をあらわしています

つまり(上のコード音名/下のベース音)です

分かりやすく書けば下からソ ドミソのような組み合わせです 赤がベース音 緑がコード音名Cです

 ドミソのCコードの下にソの音がベース音として支えているわけですね

 

同じ意味でもう一つ書くとC onG です これはonGなわけですから

ベースG音の上のCコードてな意味です

 

又もう一つ同じ意味でよく使われるものにC(BassG)と言うのもあります

Cコードで、下のべースの音はGの音を弾いてね・・・てな意味ですね

 

つまりC/G も C onGも C(BassG)も同じ意味です 

基本的に最初を分数コードオンコードと言い 最後をベース指定コードと言います

・・・(また3種類とも ひっくるめてベース指定コードと言う考え方もあります) 

 

さてさてこれ等を踏まえて先ほどの転回形を考えます

 

(実際には上のコードの構成音が2つでは少ないと言う事はちょっとあるけれども・・)

 

転回形を分数コードやオンコード ベース指定コードに当てはめるのなら 

基本形はそのままCコード

ミソドの第一転回形は 

C/E 或いはC onE またはC(BassE)

そして第二転回形のソドミは

C/G  或いはC onG又はC (BassG)

と言えるのではないかと思います・・・・いかがでしょうか?

コードの基本形 ・ 転回形 ・ 分数コード ・ オンコード  ・ベース指定コードについて

少しでも何かの参考になれば嬉しいです・・・。