What I Did for Love

９月５日（火）






青井さんを。
見送った。

お別れじゃなく。
見送って来た。

だってまた。
僕の芝居を。
観に来て。
くれるから。
だから。

「行ってらっしゃい。お気を付けて」

と伝えた。


たくさんの。
演劇人が。
駆けつけていた。
名だたる。
大先輩や。
今をときめく。
後輩達。
みんな。
青井さんを。
愛し。
青井さんが。
愛した。
演劇を。
愛した方々。
遺影の笑顔から。
あの優しい声で。

「ありがとう。来てくれたんだね」

と言われた。
気がした。

出棺時。
コーラスラインの。
What I Did for Love
〜愛した日々に悔いはない〜
が流れた。

みんなで。
泣いた。
そして。
みんなで。
拍手した。
みんなで。
拍手して。
送り出した。

霊柩車が。
見えなくなっても。
しばらく。
その場に。
立ち尽くした。
式場の。
奥に。
飾られた。
遺影が見えた。

「さあ臣太朗。今度は君の番だ」

青井さんが。
そう言った。




僕は。
何処か。
演劇に対して。
胡座を。
かいてたかも。
しれない。
邁進してた。
つもりでも。
今の場所に。
今の段階に。


これ勉強したかったんだ。
これ読みたかったんだ。
これ観たかったんだ。
ここ行きたかったんだ。


青井さんに。
勧められた。
様々な事柄で。
未だに。
やれてないのが。
たくさんある。
僕はそれを。
明日から。
実行しようと。
決めた。



見てて下さい。
僕。
やりますから。
そして。
観に来て下さい。
僕。
やりますから。


でも。
ありがとうございました。
最愛なる恩師。
必ず。
演劇で。
日本元気にします。



さ。
生きよ。
笑いながら。
受け継いで。


to be continued…