徳洲会病院で発覚した臓器売買事件を機会に、臓器移植は即時禁止し、「人工臓器」の開発を急げ

2006年10月02日 16時30分25秒 | 社会
◆ついに発覚したというのが、「臓器売買」である。移植を求める患者や家族が、臓器提供を求める悲痛な願いや叫びには、同情を禁じえないが、他人の死を待ち望む気持ちには、賛同も同情もできない。アフリカや南米、中国、ロシアなどで、子供が突然姿を消す事件が多発していると言われ、そのなかには、子供をさらって臓器売買で大儲けしている闇の業者もいるという話もある。人間の臓器は、生命活動が完全に停止しない限り、「霊魂の一部」が残っているので臓器は移植すべきではないとの理由から、宗教家のなかには、臓器移植に反対する勢力がある。霊魂の存在は、証明しにくいけれど、いかに医療技術が進歩してきているからと言っても、やはり、自然の摂理に反する行為は行なうべきではない。
◆いかに法律で脳死を人の死と定めても、真に脳死が人の死と言い切れるものなのかは、限りなく疑わしい。
◆それよりも、「人工臓器」の開発を急ぐべきである。科学技術の研究開発に意欲的な安倍首相の「科学技術政策」に期待したい。
◆それにしても、今回の事件が、「宇和島徳洲会病院」で行なわれたことを問題にする必要がある。徳洲会病院の創立者である徳田虎雄元衆議院議員の「儲け主義」が、「臓器売買」という形で現れたとも言える。「医」を「算術」と勘違いしている医師が、蔓延っている現代日本において、「臓器移植」は、即時、禁止すべきである。
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