朝日新聞は「正しい歴史意認識」とは何かをはっきりと模範解答を示すべきだ

2006年10月03日 23時07分37秒 | マスコミ批判
◆「バカの一つ覚え」という言葉がぴったりなのが、朝日新聞を初めとする新聞各紙である。朝日新聞は10月3日付朝刊で安倍首相の「歴史認識」を追及し、「もう一歩踏み出しては」と注文をつけている。「歴史認識」というのは戦いに勝った側が「正史」を著し、敗者を「極悪人」として扱うのが習いであり、「官軍」が「正義」敗軍は、どこまで行っても「悪」の汚名を受け続ける。
◆帝国主義戦争、植民地主義戦争は、現代においてもなお続行中であり、「アメリカ帝国主義」を「正義」とする歴史観に立てば、敗戦国、日本は「悪」のレッテルを貼られ続ける。中国は、欧米列強の「えじき」となり、韓国はアメリカの意向を受けた大日本帝国に支配された。ソ連は、満州に侵攻し、ドサクサにまぎれて、北朝鮮に上陸して「奇形国家」を作り、いまは放置している。ソ連の「ヨーロッパの解放」は、スターリニズムによる「社会主義帝国主義」と同意語であり、満州も「ツアーリズム」の復活であった。いずれも「帝国主義」であることに違いはない。
◆朝日新聞は戦後生まれの安倍首相に対して、いかなる「歴史認識」を求めているのか?まずは模範解答を示してはどうか?
◆中国が求めている「正しい歴史認識」とは、一旦放棄した賠償金に見合う「カネをよこすべきだ」というものであり、韓国が求める「正しい歴史認識」とは「日韓併合の無効」と「日韓基本条約の不等性」であり、日本がこれを認めて天下に公表すべきであるということである。
◆朝日新聞はじめ新聞各紙が模範解答として、これらのことを明記しなければ、中国、韓国からは「誤答」として痛烈なる批判を浴びるであろう。
◆かつて、日本が国際社会に復帰する際、朝日新聞は、ソ連などを含めて「全面講和」を求め、吉田茂首相が進めようとしたアメリカ、英国などとの「単独講和」に猛烈に反対した経緯がある。
◆今日「前面講和」が間違いであったことが歴史的事実として定着している。「歴史認識」云々は、あの「前面講和」でもめた時と相似している。「言葉遊び」により、大事な外交を妨害すべきではない。バカもほどほどにしてほしい。
◆中国、韓国も日本に「金 」を要求していることをはっきりと国民に訴えるのが新聞の役目である。裁判でも同様だが、「誠意」とは「金銭」の謂であることを忘れるべきではない。
コメント (2)
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