老害政治家・福田康夫首相は権力にしがみつくなら「官害」を退治すべきだ

2007年11月01日 17時35分33秒 | 政治
◆「官害政治」という新造語を思いついた。「老害政治」に輪をかけて、日本の政治を悪くしている元凶の一つである。「官害政治」とは、「官僚が悪さして国民に多大の被害をもたらすこと」と一応定義しておこう。
防衛省の守屋武昌前事務次官とその一味が、国民の血税を吸い取ったのが、今日の代表例である。防衛庁・自衛隊が創建された当初、国民の多くから「税金泥棒」と罵声を浴びせられた。ようやく国民から支持を得られてきたと実感できるようになった今、信用を失墜してしまい、文字通り「税金泥棒」に堕落したのである。これを許した加藤紘一、山崎拓、額賀福志郎、久間章生、小池百合子、高村正彦、石破茂らの歴代防衛庁長官・防衛相の責任は重い。
◆厚生労働省の高級官僚も「官害」の極みである。薬害エイズ問題に続いて起きたB型肝炎問題は、多くの被害者を生み出している。高級官僚のデータ隠しは、もはや犯罪である。社会保険庁の歴代長官は、退職金を全額、国庫に返納すべきだ。
◆11月1日付の日刊ゲンダイを読んでいたら、面識のある人の写真が掲載されていた。不動産会社「菱和ライフクリエイト」の元社長・西岡進氏である。数年前、中央大学の同窓生で経済人の集まりである「南甲クラブ」の会合で名刺を交換し、その後、講演を依頼されたものの、連絡がなくそのままになっていた。日刊ゲンダイによれば、「捜査当局にハメられた」という。昨年5月、不正登記容疑で警視庁に逮捕され、東京地検から東京地裁に起訴されたが、今年2月、一審判決は、無罪となった。東京地検は控訴できず、警視庁ともども赤恥をかいた。西岡氏は10月16日、138億円の請求額を提示し国家賠償訴訟を起こしているという。
◆このところの警察・検察の捜査をめぐるまさに「犯罪」と断じてもよい不祥事が多発している。国や自治体が国家賠償訴訟に敗訴すれば、その分、血税が無駄に費消されることになる。これもやはり「官害」の一つである。老害政治家・福田首相が、あくまで権力にしがみつき、老醜を晒し続けるのなら、せめて「官害」の発生源を根絶して欲しいものである。
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする