沖縄県警や東門美津子・沖縄市長は、基地外の米兵の行動を厳重監視し、微罪でもドシドシ身柄を確保せよ

2008年02月13日 15時46分53秒 | 政治
◆沖縄県の米海兵隊員(38歳)が中学3年の女子生徒を乱暴した容疑で逮捕された事件は、日米軍事関係に大きな禍根を与えたと同時にもう一つ極めて興味深い教訓を残した。それは、沖縄県警沖縄署の素早い対応だった。犯人の米兵が基地内に逃げ込む寸前に待ち伏せしていた署員が、身柄を確保したことである。基地内に逃げ込まれてしまえば、日米地位協定により日本の捜査権の手が届かなくなるから、一刻も猶予はない。
これまで、沖縄県警は、何度も地団太踏み続け、被害を受けた女性たちは、泣き寝入りを強いられてきた。捕まえてしまえば、こっちのものだ。日本の司法権の下で、起訴し、有罪判決を下せば、日本の刑務所にブチ込める。
◆日本の国土を守るのは、自衛隊だが、国民の生命・身体・財産を守るのは、警察の役目である。国土をいつまでも米軍に守り続けられていては、独立国とは言えず、本来「自分の国は自分で守る」という気概を持って、「自主防衛」すべきであるが、米国に隷属している「奴隷国家・日本」は、自国すら防衛できない情けない国である。だから、核保有国である中国や北朝鮮に侮られる。しかし、そうであればこそ、日本警察への期待が膨らむのである。
◆今回の不幸な事件を教訓にして、沖縄県警は、基地から出てくる米兵に対してそれこそ、「マン・ツー・マン」で見張りをつけるくらいの厳しい姿勢で目を光らせ、たとえ微罪であろうとも、徹底的に検挙、身柄を確保して、どんどん留置場に放り込み、検察庁は、ジャンジャン起訴して、有罪判決を得るよう懸命に努力すべきである。留置場、拘置所、刑務所が足らなければ、道路財源を投入して、増設したらよい。沖縄本島で増設するのが、難しければ、ハブがうじゃうじゃ這い回っている離島に厳戒体制の監獄をつくり、有罪判決を受けた米兵を閉じ込める。これだけの強力な姿勢を示せば、米兵も怖くて基地からノコノコ出てきにくくなるはずである。こうすることによって日本警察は、沖縄県民を守ることができるのである。その意味で、これまでの日本政府や警察は、駐留米軍に甘すぎた。
◆さらに言えば、基地外に出てくる米兵の行動を逐一監視するのを、警察だけに頼っているばかりではいけない。沖縄県民が、「自分の身は自分で守る」「県民どうしお互いに守り合う」という毅然とした姿勢で日常生活を送らなくてはならない。市民団体「沖縄平和運動センター」や労組は、事件が起きるたびに、集会やデモを行っているけれど、こんなやり方は手ぬるい。東門市長は、その地位に安住してばかりいないで、率先して、「米兵監視組織」をつくり、即、行動すべきである。この程度のことができなければ、「革新市長」とは言えない。
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