◆「一旦緩急のとき、日本は大丈夫か?」と国民の間で不安が高まっている。それは、菅直人政権の「危機管理能力」が疑われているからである。
尖閣諸島周辺で起きた中国船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で逮捕した船長を那覇地検に事実上の政治判断をさせて、起訴不起訴の処分を保留のまま釈放し、これを「諒とする」(法匪・仙谷由人官房長官)として、「菅直人首相は日本が国家危機に陥っても政治判断しない政治家だ」と危機管理能力のなさをさらけ出してしまったからである。これは、明らかに政治判断を検察に委ねてしまい、高度な政治判断を下せる総理大臣の任務と責任の放棄に他ならない。菅首相は、一体、戦争になっても何も政治判断しないつもりなのであろうか。
◆「菅政権は、中国との太いパイプを持っておらず、外交能力がいない」という情けない事実を世界に向けて、これもまたさらけ出してしまった。当選わずか4回、弱冠39歳の無冠の細野豪志前幹事長代理が、須川清司内閣官房専門調査員(民主党事務局から派遣)と国際経営コンサルタンの篠原令氏を随行させていたとはいえ、菅首相の親書も携えず国会議員として単独で中国北京に赴き、北京政府と渡り合い、拘束中の準大手ゼネコン「フジタ」の社員4人のうち3人の釈放を実現している。これは、交渉に失敗すれば、細野前幹事長代理の失敗になり、菅首相には何も責任が及ばないように仕掛けた文字通り無責任な態度であった。こんな大事なときに、菅首相が、正式な使節(正使)を派遣できないという「外交能力のなさ」の表れであった。「外交能力のない政権」など百害あって、益なしである。
◆菅首相は、衆院予算委員会での答弁がまともに出来ず、何かと仙谷官房長官がしゃしゃり出て、諮問者を恫喝するかの如く、ヤクザまがいの法学的答弁に終始して、国民の多くから顰蹙を買っていた。これでは、まるで仙谷法制局長官ではないか。
菅首相は、仙谷官房長官の監視がなければ、野放しにしておくと、どんなヘマ答弁をするか。極めて危険である。そのために、首相番記者を遠ざけて、「ぶら下がり会見」も極力少なく押さえてきた。しかし、その結果、国民との距離が広がりつつある。菅内閣支持率も、中国船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件処理の不手際を境に、下落し始めている。一旦転がり始めると、止めるのは、至難の業である。菅政権の命運は、はや見えているのである。
◆菅首相は、どこまでも「腰抜け」である。原口一博前総務相が1日午前、中国漁船衝突事件が起きた尖閣諸島周辺を4日にも上空から視察する計画を立て、馬淵澄夫国土交通相に海上保安庁の航空機使用を求めていると聞き、腰を抜かしたという。
原口前総務相は「中国漁船が不法操業しているのに、日本側の海保の警備状況が手薄ではないかという話もある。まずは現場を見せてほしいと馬淵国交相に申し入れた」という。 菅首相は、つい最近まで閣僚を務めていた原口前総務相に視察すれば中国側の反発を招くとして、自制を求めているのだが、これくらいのことを許せない菅首相に何ができるというのか。その原口一博前総務相、自民党の岩屋毅元外務副大臣ら超党派の「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」(主権議連)が10月1日、国会内で設立総会を開き、民主、自民、みんな、国民新の4党と無所属の国会議員27人が出席、「尖閣は日本固有の領土だ」として政府に毅然とした対応を求めていくことを決めており、将来の政界再編をにらんだ保守勢力の人脈づくりだとの見方が有力である。
菅首相は10月3日、ブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。首相は同会議で、尖閣諸島に関して「領土問題は存在しない」との日本の立場をアピールし、あわよくば、中国の温家宝首相に抱きつこうという作戦という。だが、夜明けのガス灯ならぬフクロウ顔の菅首相に抱きつき返すか否か、温家宝首相の趣味は定かではない。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「北朝鮮は兵器を入れ替えて戦争準備」、米国マイケル・グリーンは「北朝鮮は韓国軍と戦争に突入して崩壊する」と予測、(特別情報①②③)
◆米国ワシントンにいる対日工作担当のマイケル・ジョナサン・グリーン戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問・日本部長(ジョージタウン大学外交政策学部准教授、ブッシュ政権でアジア問題を担当)がこのところ、かなり緊迫した発言をしている。
マイケル・グリーンは、北朝鮮の若獅子・金正恩大将について「彼は故金日成主席とよく似ているね。北朝鮮は権力の強い継続性を示したかったのだろうが、実際には体制の欠陥を露呈させた」と論評、そのうえで「近親者で権力の中枢が固められた北朝鮮は将来、さらに不安定になり得る」と近未来予測した。これは、朝鮮半島情勢をめぐる専門家の会合での発言である。他の専門家のなかには「正恩氏を祖父に似せるため整形手術をしたのではないか」と憶測する者もいたという。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
こちらも連載↓
「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.16(第三章 受け継がれた政治家の血)
四王天延孝陸軍中将の名著「猶太思想及運動」~板垣英憲が解説~No.13
板垣英憲マスコミ事務所
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尖閣諸島周辺で起きた中国船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で逮捕した船長を那覇地検に事実上の政治判断をさせて、起訴不起訴の処分を保留のまま釈放し、これを「諒とする」(法匪・仙谷由人官房長官)として、「菅直人首相は日本が国家危機に陥っても政治判断しない政治家だ」と危機管理能力のなさをさらけ出してしまったからである。これは、明らかに政治判断を検察に委ねてしまい、高度な政治判断を下せる総理大臣の任務と責任の放棄に他ならない。菅首相は、一体、戦争になっても何も政治判断しないつもりなのであろうか。
◆「菅政権は、中国との太いパイプを持っておらず、外交能力がいない」という情けない事実を世界に向けて、これもまたさらけ出してしまった。当選わずか4回、弱冠39歳の無冠の細野豪志前幹事長代理が、須川清司内閣官房専門調査員(民主党事務局から派遣)と国際経営コンサルタンの篠原令氏を随行させていたとはいえ、菅首相の親書も携えず国会議員として単独で中国北京に赴き、北京政府と渡り合い、拘束中の準大手ゼネコン「フジタ」の社員4人のうち3人の釈放を実現している。これは、交渉に失敗すれば、細野前幹事長代理の失敗になり、菅首相には何も責任が及ばないように仕掛けた文字通り無責任な態度であった。こんな大事なときに、菅首相が、正式な使節(正使)を派遣できないという「外交能力のなさ」の表れであった。「外交能力のない政権」など百害あって、益なしである。
◆菅首相は、衆院予算委員会での答弁がまともに出来ず、何かと仙谷官房長官がしゃしゃり出て、諮問者を恫喝するかの如く、ヤクザまがいの法学的答弁に終始して、国民の多くから顰蹙を買っていた。これでは、まるで仙谷法制局長官ではないか。
菅首相は、仙谷官房長官の監視がなければ、野放しにしておくと、どんなヘマ答弁をするか。極めて危険である。そのために、首相番記者を遠ざけて、「ぶら下がり会見」も極力少なく押さえてきた。しかし、その結果、国民との距離が広がりつつある。菅内閣支持率も、中国船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件処理の不手際を境に、下落し始めている。一旦転がり始めると、止めるのは、至難の業である。菅政権の命運は、はや見えているのである。
◆菅首相は、どこまでも「腰抜け」である。原口一博前総務相が1日午前、中国漁船衝突事件が起きた尖閣諸島周辺を4日にも上空から視察する計画を立て、馬淵澄夫国土交通相に海上保安庁の航空機使用を求めていると聞き、腰を抜かしたという。
原口前総務相は「中国漁船が不法操業しているのに、日本側の海保の警備状況が手薄ではないかという話もある。まずは現場を見せてほしいと馬淵国交相に申し入れた」という。 菅首相は、つい最近まで閣僚を務めていた原口前総務相に視察すれば中国側の反発を招くとして、自制を求めているのだが、これくらいのことを許せない菅首相に何ができるというのか。その原口一博前総務相、自民党の岩屋毅元外務副大臣ら超党派の「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」(主権議連)が10月1日、国会内で設立総会を開き、民主、自民、みんな、国民新の4党と無所属の国会議員27人が出席、「尖閣は日本固有の領土だ」として政府に毅然とした対応を求めていくことを決めており、将来の政界再編をにらんだ保守勢力の人脈づくりだとの見方が有力である。
菅首相は10月3日、ブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。首相は同会議で、尖閣諸島に関して「領土問題は存在しない」との日本の立場をアピールし、あわよくば、中国の温家宝首相に抱きつこうという作戦という。だが、夜明けのガス灯ならぬフクロウ顔の菅首相に抱きつき返すか否か、温家宝首相の趣味は定かではない。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「北朝鮮は兵器を入れ替えて戦争準備」、米国マイケル・グリーンは「北朝鮮は韓国軍と戦争に突入して崩壊する」と予測、(特別情報①②③)
◆米国ワシントンにいる対日工作担当のマイケル・ジョナサン・グリーン戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問・日本部長(ジョージタウン大学外交政策学部准教授、ブッシュ政権でアジア問題を担当)がこのところ、かなり緊迫した発言をしている。
マイケル・グリーンは、北朝鮮の若獅子・金正恩大将について「彼は故金日成主席とよく似ているね。北朝鮮は権力の強い継続性を示したかったのだろうが、実際には体制の欠陥を露呈させた」と論評、そのうえで「近親者で権力の中枢が固められた北朝鮮は将来、さらに不安定になり得る」と近未来予測した。これは、朝鮮半島情勢をめぐる専門家の会合での発言である。他の専門家のなかには「正恩氏を祖父に似せるため整形手術をしたのではないか」と憶測する者もいたという。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
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