菅直人首相、権力癒着の朝日新聞は、「熟議」など戦術用語で野党をたぶらかし、国民をまやかすな

2010年10月14日 23時15分50秒 | 政治
◆「熟議」という言葉が、国会で氾濫している。「熟議」とは、「多くの当事者による『熟慮』と『討議』を重ねながら政策を形成していくこと」と定義されている。具体的には、政策を形成する際のプロセスのことをいうのだという。
 たとえば、「教育を取り巻く様々な状況の変化を踏まえつつ、課題に立ち向かい、乗り越えるための知恵と実行力を生み出していくためには、教育現場に関わる様々な立場の方による「熟議」に基づく教育政策形成を促進することが求められている」といい、どちらかと言えば、以下のように教育関係の政策形成によく用いられているらしい。
 1.多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まって、
 2.課題について学習・熟慮し、討議をすることにより、
 3.互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに、
 4.解決策が洗練され、
 5.個々人が納得して自分の役割を果たすようになる。
 教育の世界では、「習熟度別学級」(英才教育というと、差別選別教育と受け取られて、日教組から激しい批判にさらされるのを恐れる文部省初等中等教育局の諸沢正道局長が、昭和50年代初等に発明した姑息な「造語」であった。以後、文部省から今日の文部科学省に至るまで、「習熟」を盛んに使い、その果てに、今度は、「熟議」という新造語を発明
したらしい。
◆しかし、地域の教育政策形成プロセスなどに、この言葉を使うのはよいとしても、権力闘争の場である国会で、こんな甘ったるい「熟議」という新造語を振り回すのは、いかがなものであろうか。
 国会は、利害調整の場であり、利権争奪の場であり、そのための政治交渉の場であるから、「熟議」を大前提にして動いているわけではない。「性善説」を基礎とする教育現場で「熟議」されるのは、望ましいとしても、陰謀渦巻き、激しい駆け引きや騙し合いが繰り広げられる政治闘争の場では、基本的に「性悪説」が幅を効かしているが故に、「熟議」などという言葉は、基本的には通用するはずがない。
◆それにもかかわらず、菅直人首相は、所信表明演説で「熟議の国会にしていくよう努めます」と唱えていた。これは、「衆参ねじれ国会」のなかで掲げられた要素が濃厚である。すなわち、うまく乗り越えようとする菅首相の苦し紛れの国会対策用の戦術用語の意味合いが強い。衆参両院ともに民主党が過半数を確保していたなら、こんな言葉は使わないだろう。しかも、「努めます」とあくまで努力目標にしているところが、臭い。はっきり言えば、野党をたぶらかして、国民をまやかそうとする極めて悪質な動機から唱えられた詐術用語と見た方が、正解なのである。「ウソツキ菅首相」がやりそうな、小ざかしい術作であり、決して信じてはならない。
◆それにしても、またもや頭がおかしくなっているのではないかと、疑われるのが、朝日新聞10月14日付け朝刊の社説である。「予算委論戦 熟議の歩みを進めたい」という何かいかにも聖教新聞が好きそうな見出しをつけていて、気持ちが悪い。
 政権担当者、すなわち、一国の首相は、権力の座に就任する前に、将来のスタッフやシンクタンクを総動員して、政権準備を徹底的に行っておき、いざ就任した暁には、それらを粛々と実行に移していくべきであり、政権の座に就いてから、審議会や勉強会や懇談会を設けて、まさに「熟議」してから得られた結論に基づいて、具体的な政策を実行に移しててくというのでは、遅い。平時ならいざ知らず、いまは乱世、大乱世である。めまぐるしく激動する現代、そんなまどろっしい「熟議」をしている暇や余裕はないのである。
 朝日新聞の幹部、記者たちは、月給も高く、貴族的精神状況で庶民生活とは無縁の生活しているらしい。のんびりと平時を楽しんでいるらしく、それならば、戦時は意識できないだろう。いまや共産党幹部でさえ、労働貴族と言われる時代である。それなればこそ、「熟議」などとのんびりしたことを言って欲しくはない。もっと、危機感を持ち、引き締まった顔つきで、権力闘争に日々、励んだもらいたい。待ったなしである。


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
デイビッド・ロックフェラーとジョン・D・ロックフェラー4世連合軍により、中国北京政府滅亡、北朝鮮崩壊を招くと北朝鮮・金正男が予告する

◆欧州ロスチャイルド当主・4代目バロンのジェイコブ・ロスチャイルドとジョン・D・ロックフェラー4世が、中国共産党1党独裁の北京政府を打倒して、欧米流の自由民主政権を樹立しようと画策している影響が、北朝鮮(英国と国交あり)にも及んでいる。北京政府崩壊、中国7分裂に連動して、金正日総書記、3男・金正恩大将が暗殺され、内乱勃発から体制崩壊というシナリオが、現実感を増している。 その最中、北朝鮮の金正男氏が、テレビ朝日記者の取材に、「三代続いての世襲はよくない。内部的要因でそう決めたのだろう。北朝鮮の国民を幸せにしなくてはならない」などと発言したことから、「北朝鮮で、一体何が起こっているのか」とさまざまな憶測を呼んでいる。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)


メルマガ(有料)での配信も始めました。ぜひご活用下さいませ。
お申し込みはこちらです↓


こちらも連載↓
「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.22(第三章 受け継がれた政治家の血)

四王天延孝陸軍中将の名著「猶太思想及運動」~板垣英憲が解説~No.17

板垣英憲マスコミ事務所

にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする