新!編集人の独り言

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お得感の違い

2015-10-29 21:12:21 | Weblog
こないだ知り合いのフレンチシェフと話した時の事
『うちは絶対安いと思うんだよ。いい材料使って、手間暇かけて、あそこまでやって高いって言われたらたまんないなぁ』
と苦笑いしてましたけど、確かにその通りではあるんですよ。

自分が普通に聞いてても
「それでやっていけるの?」
って聞きたいくらいリーズナブルな価格で料理を出してます。

でも、そこはフレンチなんですよね。
敷居が高いというのもあるんですが、気軽に食べに行けるかというと・・・
これもまた違うかなと。

寿司の時も書きましたけど、今時の一般の人って回転寿司とかファミレスに慣れちゃっているんですよ。
つまり基準がファミレスだから、どうしてもビストロとかフレンチは気合を入れないと難しい。
作り手としては良質の材料を使って、ここまで仕上げて・・・でもリーズナブルに食べてもらいたいという気持ちでいるんだけど、結局その気持ちが客側に伝わってくれないんですね。

「いや、今時のファミレスもおいしいんですよ~。だからうちはファミレスで十分」

これを言われたら作り手は立つ瀬がないだろうなと。

これ、双方の言い分がわかるんですよ。
例えば一般家庭が外食に使うのって、自分の知り合いで行くと、大体3000円位ですかね。
多くて5000円位かな?
そこそこのフレンチだと5000円では料理は食べられるけど、ドリンクまではいかないですからね。
1人ならそれでもどうにかなるけど、家族4人となると結構な出費になる。
必然的に予算内での食事になる訳ですね。

だから、どんなに店側が
『この料理は材料も高級品使ってて、他じゃこの値段で食べられないんだよ』
と言っても
『でも、高いからいいわ』
で終わっちゃう

いう所の価値観の違いですね。

ただ、先にも書いたけど、やっぱね・・・フレンチとファミレスを同じテーブルに乗せるのはかわいそうな気がするんですよ。
食べる側からすれば
「だって食事をするのは自分らだし~。安いほうがいいに決まってるし」
ってなるんだろうけど、それをずーっと続けているとその味が基準値になっちゃうんですよ。
やっぱり年に何度かは
『本当においしいもの』を食べるべきだと思いますね。

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閉店するにはそれなりの理由があるようです。

2015-10-29 08:00:58 | Weblog
先日、某デパートに行った時のこと・・・
惣菜売り場で、某インド料理屋さんに張り紙が・・・

ケース内全品216円!
安いっ!デパートで惣菜216円はちょっと記憶にない・・・

でもお客さんがいないんですよ。

ショーケースを覗くと・・・タンドーリチキンとカレー2種しかないのね。
『ちょっと安すぎるよね』
『今日でここ、閉店なんです』
あ、なるほどね。在庫処分セールなんだ。
何でもこの閉店に伴い、総菜部門からの撤退を決断したそうで、その為の処分セールだとか。

まあ、安いですからね。
それぞれ購入しました。

まずタンドーリチキン
うーん・・・・
カレー粉とヨーグルトにつけた鶏もも肉をただ焼いただけの代物だなぁ・・・
スパイスというよりカレー粉の味が強いなぁ・・・
確かにこれを定価でリピートするのはキツイかも。

チキンカレー
甘っ!何だこの甘い味は(笑)
トマトケチャップの甘さかなぁ。
ご飯にもあわないし、ナンにもあわない。
辛さは抑え目だけど、ビミョーな味だなぁ

バターチキンカレー
味は一番まともでしたが・・・バターチキンって言ってる割に薄い味という(笑)
あっさりとかじゃなくて『薄い』の。

まあね・・・
多分一度はお客さんも買うんですよ。
でもこの味はなぁ・・・
少なくともここデパートですからね。
それなりの味でないとお客さんが納得しないっしょ。
食べて理解しましたよ、216円なのにお客さんがいない理由が。
俺もリピートしたくないもん。

まあ、閉店するにはそれなりの理由があるっちゅー事ですね。

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