新!編集人の独り言

名無しの悪質なコメントがありコメントはなくしました。
名乗ることもできない奴にコメントする資格はありません。

紅夜叉は利用された

2007-02-08 06:12:57 | Weblog
壇上では堀田と関西が8年越しの夢の対決の豊富を述べている。
北斗は下田と2、3言葉を交わすと遠巻きに見つけた神取に目をやる。
慣れない豪華な記者会見で緊張気味に襟元を正す神取に北斗は口元を緩めた。
堀田と関西が握手をして退席すると、ついに北斗と神取の名前が呼ばれる。
余裕の表情に薄ら笑いを浮かべ、北斗が立ち上がる。
少し遅れ神取が緊張の表情で、そして周囲を威嚇するように歩を進める。
  「それでは、この試合の抱負を北斗晶選手よりお願いいたします」
両者が着席すると司会者がまず北斗にコメントを求めた。
「神取はカワイソウな奴だと思います」
その一言に神取の緊張の表情が怒りの表情へ変わった。
「女子プロ史上最強とか誰が言ってんだか、テメェで言ってんだか知りませんけど、
 4月2日、化けの面を剥がしてやろうと思ってます。ファンの皆さん笑ってください」
時折挑発するように神取に目をやりながら北斗が薄ら笑いでコメントする。
ムッとした表情で神取はマイクを握り、冷静さを装いながらコメントした。
「お前、今から骨でも鍛えておけよ。横浜の・・横浜はなぁ、骨の一本でもブチ折ってやるよ」
喧嘩腰にコメントすると放るようにマイクをテーブルに戻す。
  「北斗晶という選手についてどのような感想を持ってますか?」
司会者の質問に慌てて神取がマイクを持ち直す。
「口が達者な奴だなぁ、と」
  「長与との対抗戦は流れて北斗とは戦える事になった感想は?」
「時代の流れかなっていう感じですね」
短めにコメントを済ますと、神取は怒りで落ち着かない様子で腕を組んだ。
質問が終わると北斗が椅子を倒して立ち上がり、睨みつける神取に
コップの水を浴びせた。
なんだ、このヤロウ、と神取が靴を脱ぎ北斗に投げつける。
靴は北斗の横っ面に命中し、それを合図に二人が取っ組み合いを始めてしまった。
「ふざけんじゃネェぞ、このヤロウ!お前!」
  「テメェだろ!口が達者なのは!」
慌てて下田・三田・風間・イーグルが止めに入る。
「冗談じゃねぇよ、このヤロウ!」
  「なんだ、テメェ・・」
「ふざけんじゃネェぞ、このヤロウ!」
完璧に神取は冷静さを失い、イーグルに抱えられるようにその場から連れ去られた。
北斗は三田の手を振り解くと再び薄ら笑いを浮かべ会場を後にした。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 精神不安定日記(笑) | トップ | ここにも一人、アブナイ発言... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事