薬害C型肝炎訴訟が一応決着が付き、国の全面補償で動き出したが・・・。実際中央では肝炎治療の専門医が揃っており、その早期治療はさほど問題ないと思われるが、地方ではまだまだ専門医や精力的な開業医は少なく、すぐ治療開始できる状況には必ずしもない。小生も2年前からC型肝炎の基本的治療(ペグ・インターフェロン&リバビリン併用療法)を施行しているが、その報告を県北医学会で発表したことがあるが反応がまったく無く、各医師の意識レベルの低さに閉口した経験がある。もちろん患者さん側もほとんど啓蒙されておらず、C型慢性肝炎から肝硬変そして肝細胞癌にいたる危険性を知らない人が多い。しかし、非薬害性C型慢性肝炎の患者さんも含め、一般開業医に通院している患者は4~5人はいると推測され、その平均年齢が65才を超えていることから、治療をここ5年以内に開始しないと治療できなくある。したがって猶予はほとんどなく、この4月からの助成金制度開始に合わせて、即その治療を開始する必要がある。これはとても重大な問題であり、各開業医に通院しているC型肝炎の患者さんを十分説明せず、治療もしなかった場合は肝癌発症に対してその責任を問われ、医療訴訟となるのは必定であろう。
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