学術講演会！Ｃ型肝炎の最新治療！

　昨日「Ｃ型肝炎と肝がんの内科的最新治療」と題して武蔵野赤十字病院消化器部長の泉並木先生の御講演がありました。Ｃ型肝炎の完全ウイルス排除を目標としてＰＥＧ-ＩＦＬα-2a（ペガシス）＆ＲＢＶ（コペガス）併用療法の最新結果を示された。治療抵抗性（高ウイルス量のジェノタイプ１a）の症例において６０％のＳＶＲを達成しており、元来治療しにくいとされた高齢・女性でも薬剤を微調整することで有効が維持されるとしている。また最新肝がん（ＨＣＣ）の内科的治療としてラジオ波焼灼治療法の紹介があり、腹腔鏡下で水注入してより安全な治療が完結できるとしている。最後にクリニカル・パス理念に基ずく医医連携や医診連携の重要性について説かれ、小生も意識革命しなければと感銘を受けました。とにかく素晴らしい講演であったと思いました。