当院では2年前から最新型新エコー”prosaund α7”(アロカ)を導入して、
特に高齢者の心機能の評価を行っております。65歳を過ぎると急に心不全
(軽症~中等症)の患者さんが増加します(約6~7倍)。しかも日常生活では
ほとんど自覚症状がない方でも、心機能が低下しているケースもあり注意が
必要であります。同時に心房細動などの持続性不整脈がある方では左心房
内に血栓が形成され、頭部に飛ぶと脳梗塞(30%前後)となることがあります。
したがって、心臓機能は基より、心筋の肥大や血栓の有無、弁の動きなどを確
認する必要があります。検査は15~20分ほど掛かりますが、無痛の検査であ
り寝ていても検査出来ます(食事制限なし)。当院導入の新機種ドプラはMモ-ド
はもちろんカラードプラ・パルスドプラ・連続波ドプラおよび組織ドプラも検査可能
な優れものであり、今注目されている弛緩性心不全の診断も可能であります。
当院では降圧剤や抗不整脈剤およびDM治療薬により心臓(特に左室)改善
効果に注目しており、外来症例のモニターを定期的に行い、治療効果判定に
役立てています。実際ECGや聴診だけでは分かりずらいものも多く、より客観的
なドプラによる心機能評価に期待する所であります。御希望の方は是非当院院長
まで御相談ください!!