またまた浅田真央ちゃんがやってくれました。世界女子フィギュア(スェーデン開催)においてショートプログラムで2位につけていた真央ちゃんがフリーで逆転優勝!素晴らしい氷上の演技を魅せてくれました。中野友加里は惜しくも4位、安藤美姫は怪我のため途中棄権となった。最近の真央ちゃんは演技も精神的にも安定しており、まさに”フィギュア界の女王”に相応しい存在になったと思います!素晴らしいです!
今年度の会社健診や人間ドックがここ2~3月に盛んに行われているようで、要精査の患者さんが当院を受診するケースが増えてきております。患者さんの健診データを拝見していつも感じることでありますが、基本健診項目や健診方法に些か時代遅れを感じます。まず第1に採血は空腹時と決まっているいるようで、これでは隠れDMやIGT症例をまったく見つけることはできません。むしろ食後2時間で採血すべきであります。第2に脂質代謝異常の検査項目にLDL-C(悪玉コレステロール)が入っていないのは如何なものか?昨年5月動脈硬化学会で動脈硬化のSTAGE分類に列記されており、最重要とされている項目である。第3に高血圧測定についてであるが、仮面高血圧が47%存在することが認識されている中、随時血圧のみで評価するのは全く時代遅れであります。自己家庭血圧(1~2週)を付けるよう指導すべきでありましょう。いずれにせよ、メタボリック症候群の重要性が叫ばれている中、それに対応した基本健診がなされるべきであり、早急な見直しが必要であります!
昨日、長男の免許取得を受け、さっそくマツダ新型軽自動車”DEMIO”を試乗してきました。デミオの中でも最も燃費のよい(23k/l)のエコタイプの13C-Vを試乗しましたが、1300CCだが坂道も問題なくこなせますし、操作性が抜群。しいて言えば後部座席が少し狭いかな~くらいであり、ボデイもガッチリしていて、従来の軽のイメージを超越した感がある。デザインも斬新でマニアックな男性志向の作りであると思う。結局、長男も気に入ったようで、さっそく契約を交わしました。フル装備で180万弱で商談が成立して満足しております。色はメトロポリタングレーであり、人気の色らしいが・・・。とにかく長男には安全運転を期待したい!
昨夜は夜間急患センターの当番医でした。今回は患者さんも3人と少なく、静かな夜当番を過ごさせて戴きました。お陰様で読みかけの専門書を読破することができました。さて夜間救急病院や急患センターのコンビニ化が問題となっている中、医者の苦しい立場を理解して頂き、前向きな患者さんの”意識改革”や”基本的な医療知識”が必要であります。目の前の患者さんがごく軽症であっても、医者は断る訳にはいかず、「心配があまりないので様子をみるよう」に指導する訳ですが、患者やその家族が納得せず、”逆ギレ”される場合も多々あり、困っております。やはり医療はいわゆるサービス業では無いと思っておりますし、基本的には内科あるいは小児科の嘱託医と病気に関する心配事や急変時の対応を十分相談しておくことが必要です。そうすることで、不必要な救急外来受診を減らし、緊急を要する重症患者さんの治療優先を可能にすることができるのです。このまま安易なコンビニ化が進めば、意欲的な医師が減少して、結果的に夜間救急医療あるいは急患医療を止めざるを得なくなるのは必定であろう。(医者も人間であります。生かしてください!)
慢性蕁麻疹の原因検索では食事性あるいは薬剤性が多いと考えられている。実際皮膚科外来ではアレルゲン検査をしてもその原因が特定できないものが約半分(50%以上)あるようで、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤では治療抵抗性のものも多い。時々皮膚科専門医から内蔵疾患の有無について検査依頼が当院内科に紹介となる場合があります。内科医としては悪性腫瘍や隠れ糖尿病をまず念頭に検査を進める訳であるが、HP(ピロリ菌)感染に起因するケースもあり、必ずHP感染の有無を尿素呼気試験で確認するようにしている。通常HP感染は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因として重要視されておりますが、最近では胃癌との関連も重要であるとされる。つまりHPはある種の蛋白(CagAなど)を分泌して生体の免疫反応を引き起こし、慢性炎症や癌の原因になる可能性が示唆されております。また慢性蕁麻疹やITP(特発性血小板減少性紫斑病)の原因の一つとしても注目されており、HP除菌により完治するケースもあります。なかなか治らない慢性蕁麻疹の方は一度内科専門医に御相談ください。