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日々のことなど書いてます。

くっつきの「を」

2007-07-03 21:25:32 | 言葉の問題

最近さっぱり書きませんでしたが
息子はちゃんと(?)定期的に「ことばの教室」に通っています。

以前の「幼児言語教室」とは指導内容が
小学生むけに変わっていて
国語の教科書を読んだり
相手の話し方の速さに惑わされないように
自分のペースで話す訓練したり、
いろんな単語をインプットするみたく覚えたり。
まだ低学年なせいか、うまーく遊びをとりいれて
「勉強」「訓練」という感じを子供に抱かせないようなかんじでやっています。


ちょっと話は逸れますが、
ウチの息子(小学校1年生)は
「を」を、はっきりと「wo」で発音します。
最初のうちは そのまんま「うお」っていってたんですが
最近は「お」と 早く発音するので「wo」の発音になっています。
自分ちでそういうふうに教えてたことはなく
気付いたら娘達がそう発音していて、
息子が幼稚園のときに

「を」は、「お」って読むの!
とスパルタ教育してました…( ̄ω ̄;)

幼稚園とかで
ちいさな子に「お」と「を」の使い方と区別の仕方を教えるために
発音をわざと分けて教えてたのかな? と何気に思っていたのですが。

このあいだ、言葉の教室で
ひらがなの書かれたカードを、先生が ぱっぱっと取り出し
それを子供が即座に答えてゆく・というものをやりまして。

うちの息子がやはり「wo」の発音をしていたので
帰る時に思わず
「おねえちゃんたちがそうやって教えてるんですよ( ̄m ̄〃)」
と先生に言ったら

「静岡って そうなんですってね~」と、先生。

わたし:「『静岡だから』、なんですか?!」
先生 :「『を』の発音は、「o」でかまわないのに
      静岡は「wo」なんですよね~。なんででしょうね?」

そういえば 私は
「ごはんを食べる」の「を」は 「o  」で発音しています。

小学校のときに、そういう風に区別しろ・って教わったこともない・・・。
ただ、「を」のことは「くっつきの『を』」というふうに教えられました。
(助詞の「を」としての説明の意味あい?)

そんで、その日の夜にさっそく静岡生まれ静岡育ちの旦那さんに確認。

「ねーねー、『を』って言ってみて」

「・・・wo」

「テレビを見る って言ってみて?」

「・・・テレビwo見る」

 

おおー、ちゃんと「wo」だ!
聞こうと思って意識して聞いてみると
「o」じゃなくて「wo」になってます!

旦那さんとはカナリ長く一緒に過ごしてますが
初めて知った!!

で、子供の頃そういうふうに指導されたのか、とか
自分で区別していってるのか としつこく詰め寄ったら(するなって)

「何で?って言ったって、『wo』で当たり前だろ~?」

・・・そうなんだ・・・・('◇')

 


 

次の日、やはり静岡生まれ静岡そだちの
ママさん友達に聞いてみました。

「『を』って言ってみて?」

「wo」

で、子供の頃そういうふうに指導されたのか、とか(以下同文)
聞いたら

 「ええ~?そんなの、
  『あいうえお は あいうえお って発音する』
  のと同じくらいに 当たり前のことだもん。
  考えた事もないよ~?」
とのこと・・・。

 ちなみに旦那さんも友人も
「『くっつきのを』なんてきいたことないよ」
って言ってたよ( ̄▽ ̄;)!!

それにしても、言葉の地域での違いに 久しぶりにびっくりした・・・。
もしかして 方言の範疇に入るのかと思ったけど
それほど 特徴的でもないし・・・

 


ついでなので書いちゃいます。


高校のときの音楽の先生がいっていたんですが
私が生まれ育った群馬って 
濁音をはっきり発音しすぎるため
普通にしゃべっていても 
怒っているように受け止められちゃうことがあるんだそうです。
だから、濁音を発音する時は 小さな「ん」をいれて話すようにしたほうがいい
って。
 って風に。)

たしかに・・・一回だけですが
学生の時に、長野出身の友人としゃべっていたら
「どしたの?なんか怒ってるみたい・・・」
て言われたことがあった・・・。(もちろん、怒ってなどいませんでした)

口は災いのもと 
とはちょっとニュアンスが違うような気がしますが
誤解は受けたくないので
それ以来 濁音には気をつけているのでした(;^_^A