Jimmyの旅行放談

私は海外旅行が好きで、これから色々体験談を流して皆さんのご意見をお伺いいたしたいと思います。

天草四郎館(島原・天草一揆)

2005年05月03日 21時47分22秒 | Weblog
 前回、高遠の「絵島囲み屋敷」についてお話しましたが、今日は同じ江戸時代の初期に起こった島原の乱について述べて見たい。
 現地の天草へは2回訪問している。数年前に訪問した時は「天草四郎館」は存在していなかったが、昨年3月27日に再度訪問してみると写真のようなスマートで現代風の資料館が建立されていた。中へ入ると、1階が展示室、2階が映写室になっており、「島原の乱」の様子が良く分かるように編集されていた。
 御存知の通り、島原の乱は、1637年島原・天草地方の百姓たちが領主の過酷な租税の取立てのために蜂起して、島原城、高岡城を攻めながらやがて、島原の原城に若干17才の天草四郎を総大将として
総勢3万7千の老若男女を含む惣百姓(荘園解体期に現れた村人の共同体の意)・浪人ら一揆軍が篭城したが、幕府軍による総攻撃によって一揆軍全滅に至ったと言われる。
 当時この地は、全国でもまれに見るキリシタン全盛を誇った地域で、領主によるキリシタン迫害がこの一揆に拍車を掛けたことは間違いない。
 それにしても、一揆軍の総大将天草四郎が若干17才とは恐れ入る。
 科学がいくら発達した今日でも、イラクの首都バグダードでは毎日のように自爆テロが発生していますが、善悪は別にして宗教の重みを感ずる今日このごろである。