第4日目 12月31日(月)
今日は2001年最後の日である。いつも通り、午前9時に朝食。
朝食後は、午前中外へ出る。先ず、ロシア正教の教会を見学する。ヨーロッパやアメリカの教会とは大分異なるようで、屋根の形が面白く、一般的に「ねぎ坊主」と呼ばれていて、由来が火炎の形のようだからだという。また、教会内には信者用の椅子も無ければ、ステンドグラスで飾ることも無いのが特徴のようだった。女性はスカーフで頭を覆い、信者は立ったまま神父の言葉に耳を傾けるのだという。
教会を見学した後は、アムール川へ出向いた。各自アムール川の氷上を歩く。あちこちで穴を掘り、ワカサギ釣りをしている風景が見られた。このアムール川はホテルから歩いて5分位歩けばよい近さにある。このアムール川で今日は、珍しい「お神渡り(おみわたり)」を見て来た。
「お神渡り(おみわたり)」については、先に御紹介してあるので、省略いたします。
このアムール川の源流はモンゴルに発し、最も長い流程は4,400kmにも達すると言う。日本列島の3,500kmよりも長い訳である。
冬季は、この氷結したアムール川は格好の重要な輸送路にもなっているようだ。なにしろ、氷が解けてしまったら、水上航路に変身する訳で輸送船が要るが、冬季は貨物をそのままそり式で輸送が出来るからである。
アムール川を散策して、ホテルへ帰る途中、広場でサッカーを楽しんでいるロシアの若者達に私たち団員のM君がチームに加わって参加したので応援する。
こうしてロシア人は氷結した地面でも広場さえあればどこでもスポーツを楽しんでいるんだな、と貴重な光景を見て、思わずオリンピックでロシア・チームの活躍の原動力を垣間見た感じがした。
ホテルへ帰還後は、いよいよホームスティの準備だ。
今日はこれまで…。
☆訂正とお断り: アムール川で初めて「お神渡り(おみわたり)」を見た、という記事は、後で良く調べて見たら12月29日(土)ではなくて、12月31日(月)の誤りでした。記事をコピーした後削除して、12月31日(月)に貼り付けて修正いたしました。ここに、訂正と共にお詫び申し上げます。