Jimmyの旅行放談

私は海外旅行が好きで、これから色々体験談を流して皆さんのご意見をお伺いいたしたいと思います。

シベリアの「お神渡り(おみわたり)」を見てきました!」続編-5、P5

2005年05月29日 08時26分54秒 | Weblog

第4日目 12月31日(月)続き-4

 今日も前回の続きです。

  途中、家内がトイレへ行きたいというので、尋ねたら外にあるという。案内された方角は、男性トイレが直ぐそばにあるのに、女性用だけが何故か、かなり遠方にあって母屋から30mも離れたような所に有り、凍った靴跡を探しながら畑らしい場所の1番奥まで案内したが、トイレはまるで青空トイレの如く、ただ囲いのある掘っ立て小屋に薄い戸板があり、しかもその戸の上下がガタピシと開いていて風がビュービューとおかまいなしに吹き込んでくるのである。

 さすがに、家内も「どうしてこんな所で用足しをしなければならないの?」と泣きつかれた。私もつい「ご免なさい!」と平謝りするしか術が無かった。 外気の温度を聞いて見たら零下40度という極寒で、生まれて初めての体験だった。寒いという感じは全く無く痛さを感じるのである。吐く息だけが白く靄のように漂うのみである。

 外で待っている間、ホテつく天空を眺めていると星が燦然と輝いていた。ふと、思った…この同じ星を日本で眺めているところだったのだが、いまこの極東で眺めてると思うと、別世界にいるような気がして宇宙船にでも乗っている感じだったし、世界は一つの青空でつながっているのだという一体感も感ずる妙な雰囲気を味わったのである。

 でも、また直ぐ現実に戻って、このような極寒の地にも耐えて生き続けている人も沢山いるんだなと思うと、今の自分の幸せを噛み締める今日この頃である。

 さて、パーティーでは、何回も新年祝賀の乾杯をして、午前一時半頃散会となる。
 家内とホスト役のお父さんは固いお別れの抱擁の末、再会を期待しつつ、また村長宅へ戻る。村長宅では私たち二人だけが幸運にも極上のベッドに寝かせられとても有り難かった。

 写真は、ホストと私の家内の記念のツーショットである。