奈良県と大阪府の境に連なる金剛山地は、「天孫降臨の地」とされる神話の舞台です。
裾野一帯はまた、古代豪族の「葛城氏」と「鴨氏」の本拠地として栄え、多くの寺社が建てられました。
古代豪族たちの主要道路だったのが、金剛山地の東山麓に続く「葛城古道」です。
今回は、古代豪族の地であり、神話のふるさとである「葛城古道」を撮ってきました。
大和・紀伊を結ぶ古代交通の要所である「風の森峠」を出発し、全国の鴨社の本宮にあたる「高鴨神社」・天孫降臨神話の舞台である「高天彦神社」・奈良時代の行基によって開創された「高天寺橋本院」・楠木正成ゆかりの「極楽寺」・江戸時代の代官屋敷の「中村家住宅」・流鏑馬発祥の地とされる「長柄神社」・最後は、ひと言だけ願いを叶えてくれるという「葛城一言主神社」を散策してきました。約10㎞位の道のりを、古代に思いをはせながら、秋の神話のふるさと「葛城古道」を、のんびりと散策することができました。
もう一つの古道である「山の辺の道」とは、趣きの違う素晴らしい古道でした!