泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

シャクナゲと牡丹が見頃の「岡寺・2021」

2021年04月19日 14時50分30秒 | 散歩

奈良県明日香村岡にある「岡寺」は、村の東にある岡山の中腹に位置しています。岡寺の創建は寺伝によるとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立されました。岡寺は別名“花の寺”とも呼ばれ四季折々の花や紅葉が見事です。今は、シャクナゲと牡丹が見頃となっています。

今回は、シャクナゲと牡丹が見頃の「岡寺・2021」を紹介したいと思います。

現在「岡寺」は山の中腹に、江戸時代の書院(重要文化財)や仁王門(重要文化財)・本堂が佇みます。本尊は、天平時代作で女性の厄除け観音として信仰を集めている如意輪観音坐像(重要文化財)です。像高4.6mでわが国最大の塑像です。西国三十三カ所観音霊場第7番札所でもあります。

このお寺は、かって「義淵僧正」が悪さをしていた龍を封じ込めたとされる池「龍蓋池」が、本堂の前にあり、やくよけ信仰の所以のひとつとも言われています。そのため、寺号を「龍蓋寺(りゅうがいじ)」といいます。

 境内には約3,000株ものシャクナゲが植えられており、あざやかなピンクが境内を彩ります。重要文化財の仁王門周辺、本堂へと続く階段、本堂周辺など、たくさんのシャクナゲが参拝者を出迎えます。特に奥の院参道『石楠花の道』は両脇の斜面一面にシャクナゲがあり、シャクナゲに囲まれながら参道をおまいりができます。今年は、例年より早くシャクナゲや牡丹の花が見頃になっていました。

新緑を背景にしたシャクナゲは、とても綺麗でした!

                                          

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