奈良県明日香村石神遺跡で、7世紀後半につくられたとみられる堀跡がみつかり、2025年3月8日11時~15時に現地見学会が行われ、多くの古代史好きな方が来られていました。
飛鳥時代に、国内外の賓客をもてなす施設などがあったとされる明日香村の石神遺跡の発掘調査で、新たに南北方向の塀の跡などが見つかりました。
石神遺跡には、飛鳥時代に迎賓館の役割を担った建物や役所などがあったとされています。
2023年度の発掘調査では、7世紀後半から末とみられる東西方向の塀の跡が確認されており、今回はその東側で発掘調査が行われました。その結果、東西方向の塀はさらに約21メートル東に延び、そこから北に折れることが分かりました。南北方向の塀は約6.3メートル確認され、さらに北に延びるとみられます。
これまでの発掘調査の成果を踏まえると、塀に囲まれた区画は、東西に長さ約133メートル、南北に95メートル以上の大規模なものだと考えられるということです。
石神遺跡では、7世紀後半から末にかけて役所の存在が推定されていて、その関連が注目されます。
天武朝の石神遺跡は迎賓館の役割を終え、飛鳥浄御原宮の北館のような宮殿関連施設や役所があったのではないかと考えられる先生もおられるようです。
いつも、さんぽの途中に何か新しい発見があるのかワクワクしながら発掘現場を見学していました! 次は、何がでてくるのかな・・・





















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