今日もパソコン講習です。
●午前はエキサイティングな佐藤先生。
話は、素粒子論の一歩手前まで行った。
さすがに、素粒子論へは入らなかった。
でも、この先生、いったいどこまで知識があるのだろう。
電気、電子、果ては物理まで行っているような…
話を聞いていると、わくわくして、とても楽しい。
●午後は、午前と対照的な加藤先生。
今回は、UTPケーブルの製作でした。
UTPケーブルって言うのは、コンピュータとインターネットが繋がっているケーブルです。
UTPケーブルの中を開くと、ツイストペアといって2本の線が寄り合わされていて、それが4対入っています。 だから、ケーブルの中には8本の線が入っています。
8本のうち、送信用(TD)が2本、受信用(RD)が2本、他は未使用、ということだが、本をよーく見ると、ギガビットイーサネットでは、8本全部使うという。
基本的に、送信用にツイストペア1組、送信用にツイストペア1組、他は適当、でいいはずである。
説明はなかったが、ツイストペアにしておくと、コモンモードのノイズに対しては絶大な効果があるのです。
だから、ツイストペアをどの端子につけるかというのは、大きな問題です。
適当ではだめなんです。
この辺の説明をしっかりしておかないと、みんな、適当にしかねないんじゃないか、と思ってしまった。
先生の説明は、8本の線をRJ-45コネクタにくっつける時、各端子へ繋ぐ線の色が決まっている、ところから始まった。
後は、ただひたすら線を繋ぐ… うーーーむ、線が…、線がうまく端子の下に入らない…。
お、入った… あーー、入った場所が違う。
うーーむ、お…、お…、もう…ちょいで…、入るか…。
お…、入った!
先生がなにやら話し始めた。
なぬ! 線の頭を揃えろ、ってか。
それを先に言え!、やっとはいったのに…
しぶしぶ線を引っこ抜いき、線の先を切りそろえて…、また、ひたすら線を入れる。
うーーーむ、さっきは入ったけど……なか…なか…入らん……。
お、入った… あーー、入った場所が違う。
うーーむ、お…、お…、もう…ちょいで…、入るか…。
お…、入った!
ってな具合で格闘すること30分?、いや1時間?
みんな真剣です。うめく人、独り言を言う人、黙々とやる人、みんなのしぐさを見ていると面白いものがある。
いやいや、人のことを見ているときではない、まだ出来ていない。
しかし、見ていると面白い。 面白がられた人は、迷惑だったかも…
なーんだか、久しぶりに、自分の手を使って物づくりをした。
ちょっと、良い気持ち…
思わず、ネットの接続ケーブルを今作ったものに取り替えて、I.E.を動かした。
お… お… 何だか、うまく… 写らんぞ。
さては、ケーブルにミスがあったか… さっき、テスターでチェックした時はOKだったのに…
では、先日習ったコマンドを試してみるか。
えーーーと WINCONFIG ?、違う違う IPCONFIG だっけ。
とりあえず打っちゃえ。 コンピュータに嫌われるか…
お… なんか、コンピュータ わめいているぞ、画面で
なんか、IPアドレスは割り当てている感じ…
じぁ、もう一度、I.E.を立ち上げて…
お… うまく写った。
おーー。 ちょっと プチ感激ーー。
気がついたら、横の人も、前の人も、ケーブルを取り替え始めた。
やっぱ、自分で作ったものを使ってみたいんだーー
ちょっと、安心した一場面でした。
というのは、最近、インスタントで、自分で作る…なんてことは、昔のことになってしまった、感があったから…
そして、何よりも、自分が物を作るということに対して前向きでなかったことに気づいた。
あなたは、どうですか?