●癌性腹膜炎、手術後化学療法第5クール(トータル第9クール) 134日目。
11月4日(日) 実家へ大根をひきに行った。
元気だ。
まだ、一緒に生活はできそうに無いが、手に届く範囲、のような気がしてきた。
ただ、病院側から、経過についてのコメントが無いことが気になる。
これなら、今度の甥の結婚式に出席できそうだ。
●知識。
今日、生まれて初めて、トラックのタイヤをスノータイヤに変えた。
自家用車は、1台30分でタイヤを変える自信があるが、トラックとなると、どうなんだろう。
第一、後輪のダブルタイヤがどう取付けているのか、分からない。
実は、昨日、前輪のタイヤを取替えてもらった。
作業を見ていたが、いつも自家用車でやっている作業と同じだ。
違いは、自動車を浮き上げる道具が整備工場にあるものと同じで、私は使ったことが無い。
ただ、操作を見ていて、何となく覚えている程度だった。
次に、ボルトを緩めたり締め付けたりする道具。
これがやたらにでかく重そうだ。
使っている人も、とても重そうに使っていた。
どうも、締付けるトルクを調整できそうだ。
だから、締付ける時は、一段弱く締付けておかないと、後で取外せなくなる、ということが分かった。
後は、タイヤの固定についてである。
当然、後輪駆動なので、前輪は全く固定できない。
だから、タイヤを取替える時は、ブレーキペダルを踏んでいないとやりにくい。
後輪は、サイドブレーキを引いておけばよい。
ただし、後輪を浮き上げると、車体は前後に動き出す可能性があるので、タイヤに「車止め」を入れておかないと、とんでもないことになりかねない。
で、今日、後輪のタイヤをスノータイヤに入替えた。
まず、ジャッキをデフ(デファレンシャルギア)に当てて、ひたすらジャッキのペダルを踏もうとしたら…
あらら、ジャッキが車の下の奥に入り込み、ペダルを踏めない。 どうしたものか。
ジャッキをよーーく見ると、ペダルがハンドルと連動する。のでハンドルを動かしてジャッキアップした。
作業員の一人が、なんでデフにジャッキを入れることを知ってるの?、と不思議がられてしまった。
思わず、常識、なんて言ってしまった。
実は、高校は機械課を専攻していて、機械に関することの一通りを勉強してきた。
当然、発動機、なんて学科があり、エンジンから、車体に関することまで一応勉強した。 だよね、FOAさん。
さて、ジャッキアップをして問題のダブルタイヤを取外した。
外側のタイヤは、普通と同じ、ナットで固定してあった。
内側のタイヤは、今度はボルトで固定してあった。
何と、外側のタイヤは、内側のタイヤを固定してあるボルトにネジが切ってあって、そのボルトにナットで締付けてある状態だった。
何となく想像はしていたが、ほんとにーー、と私は目を丸くして眺めてしまった。
いや、今日は、いい勉強をさせてもらった。
またしても、知識が本物になった、という感じ。
異業種に行ってみるものだ。