ジャノメミシン米沢店

Yahoo!ブログから引っ越して来ました。

2011年ありがとうございました。

2011-12-31 09:09:32 | 日記
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2011年。

今年はホームページを開設し、ブログも少ないですが書いて来ました。

このページを辿ってお仕事させていただいた皆様、当店をご利用いただき支えて下さった皆様にまずは御礼申し上げます。

ありがとうございました。

29日から年末年始の休みに入りたいと思っていましたが、結局昨日まで仕事をさせて頂きました。

雪かきに追われ、店の掃除も神様へのお供えもまだ出来ておりませんが、今日何としてもやらなくてはと思っています。

2012年も美心屋で行きますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。




セシオ11500

2011-12-14 09:11:40 | JANOME
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ジャノメの現行フラッグシップモデル 「セシオ11500」です。

大型刺繍も縫えて、パソコンを使って編集すれば自分だけのオリジナル刺繍も作れる。

もちろん普通に洋服を縫ったり、ズボンの裾上げも出来る。
およそ、ミシンで考えられることは何でも出来るってミシンです。

このミシンの上糸調節が上手く出来ず、刺繍も糸が浮いてしまって縫えないって事で送って頂きました。

糸調節の不調自体は天板を開いて糸調節器の中に入った縫い埃を飛ばして微調整をしてすぐに直ったのですが、自動の上糸通し器がどうも上手く動作してません。

糸通し器の動作ボタンを押すと、糸通し器が下がって来るのですが、異音がしてエラー表示で動かなく成ってしまいます。


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自動糸通し器が下に下がりきった時に、マイクロスイッチが押されてモーターが止まる仕組みの様ですが、スイッチが押されるタイミングを色々と微調整を試みましたが、何度調整してもやっぱりエラーが出てしまいます。


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糸通し器のモーター(組)を交換して見ました。

これでエラーは全く出なく成りました。

何度も糸掛けをする刺しゅうミシンで糸通し器の不調はかなり不便ですから、これで安心してミシン刺繍を楽しんでいただけます。


JUKI HZL-1000

2011-12-10 00:11:19 | JUKI
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スタートストップボタンが効かなくなったというJUKI HZL-1000の修理を承りました。

お預かりして最初に電源を入れた時には液晶パネルの表示も出ず、スタートストップボタン以外も無反応だったので、コンピューター基板自体がダメなのか?とも思いましたが、通電してしばらくしたら液晶パネル他も反応が出始め、スタートストップボタンの接触不良が確認できました。

分解してスタートストップ基盤を取り出して洗浄したいのですが、このミシンの分解は中々難しいです。


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ここまで分解するのに何本ビスを抜いたか?

今まで色んなミシンを修理してきましたが、このミシンが一番分解が厄介です。


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前カバーの内側のこれがSS(スタートストップ)基板です。

四角いグレーのラバーキャップを外して接点洗浄剤を掛けます。


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仮組してスイッチの反応を見ましたところ、洗浄前とは違ってスイッチの反応は良く成りました。


組み直して試し縫いをしましたら・・・

あれれ?

スタートストップ、ちゃんとスイッチは効きますが、モーターも回ってますが針が動きません。

ジャノメのミシンには無い機構ですが、このミシンは横縫いが出来ます。

布を横に動かして、ミシンの針の横のふり幅よりも大きい模様縫いが出来ます。


JUKI HZL1000

布が横に動いているのが解るでしょうか?

それと縫いはじめと縫い終わりに、ミシンが動いているのに針だけが動いていないの解りますか?


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赤い矢印の所が左右に動き、S字の所が外れて針が動かずに送り歯とか他の機構だけが動くって仕掛けが有るのですが、普通に針が動いて動作するようにする為に、S字が再度ロックされなければ針が動かないって事に成るのですが、ロックさせる時に針棒を押し戻すゴムブッシュが劣化して欠落していました。


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○で囲んだところの下部にゴムブッシュが付いていたのですが劣化して溶け落ちていましたのでウレタンを整形してアルミテープで固定しました。

アルミテープは接着力も強く形も整えやすいので、細工して修理するときには使いやすいですね。

接点洗浄でSSスイッチの動作も問題なく成りましたし、欠落したゴムブッシュの代わりも細工しましたので、これで問題なくこのミシンは蘇りました。




ジャノメ 365

2011-12-06 08:51:49 | JANOME


昭和37年製
 ジャノメ 365型です。
 
これを引き取って2万円ぐらいの安いミシンが欲しいと言うお客様でしたが、ミシンのテーブルの状態もミシンも良い状態でしたので、思わず「勿体ない!安物のミシン買うならこのミシンを整備して使った方が絶対良いよ!」
 
と、言ってしまいました。
 
せめて5~6万円のミシンならともかく、1~2万円の通販ミシンは買う価値が有りません。
 
「直らないから買えって言われると思った。ミシン屋さんなのに買えって言わないのは何で?」と、言われましたが・・・
 
安物のおもちゃみたいなミシンは、望まれても売りたくないのが信条です。




お預かりする時には気が付かなかったのですが、糸取バネが折れちゃってました。
 
部品が無い場合は、折れたコイルを引き延ばして成型しちゃえばいいのですが、幸い交換部品が有ったので新品を付けました。




糸取バネの交換ついでに、糸調節器も分解して綺麗に磨きました。









他に不調個所は特に無かったので各可動部に注油して、ピカピカに磨いて完成です。
 
全体的にもそうですが、特にメッキのパーツが鏡みたいに艶が出るとうれしく成っちゃいます。
 
ピカピカに成ったミシンを嬉しそうに見るお客様の笑顔がうれしいですな。
 
ミシン台にセットして、足踏みベルトも新品と交換しました。
 
これでまた50年くらいは使えますよ。