長いこと仕舞いっぱなしで動かないというミシンの修理を依頼されました。
昔の全体が鋳物のミシンなら楽なのですが、プラスチック外装のミシンは、外装パーツの取り外しが難しいです。
特に他社製はサービスマニュアルも有りませんから、隠れたところにビス止めして有ったりすると、それを探すのが大変。
ビスは緩めれば外れますが、フック止めも中々外れなくて苦労します。
湿気の有るところにしまっていたそうで、内部にはカビ汚れもかなりついています。
あちらこちらに錆も出ています。基板とか電装関係には錆やカビが影響していない様でしたが・・・
スタートストップボタンと、ふり幅調節ボタンが動作不良、基板のマイクロスイッチが良くない様です。
年式からして、メーカーにも部品在庫は無いでしょうから、接点洗浄剤と復活剤で何とか機能回復しました。
外装パーツにも基板とかスイッチが付いているタイプのミシンは、修理の動作確認に組んで動かして、不具合が有ればまたバラして組んでの繰り返しに成るので、中々に大変です。
完璧に直った時には何かカチッと手ごたえを感じます。
手応えの後はピカピカに磨き上げて完成です。